Fラン大卒陰キャな僕が有名外資系企業でトップセールスになった話その12:交渉と達成
初回転職から半年。最悪の状況からのスタートであったが、何とか持ち直していた。
半年耐えてからは、現場との信頼度が向上し、仕事がやりやすくなった。
前任者から私に担当が変更になってからは欠品などは一切起こさなくなり、通常の日々を過ごせるようになってきていました。
担当先の居心地が良くなり、ここから会社の評価ポイントであった「利益率」アップに向けて動き出した。
ちょっと遅くなったが、ここからが自分の成績を出す為の働きになっていくと思っていたのでした。
Fラン大卒陰キャな僕が有名外資系企業でトップセールスになった話その12:交渉と達成
顧客からの信頼を感じた瞬間は意外な。
当時取引をしていたとあるメーカー担当者が圧力をかけてきて、「売ってくれないなら代理店切替をする!」と言ってきたのだ。
ヤバイなぁ。確かにこのメーカーの製品全然売っていなかった。
他のメーカーの製品の方が利益取れるんだもんなぁ、なんて思っていました。
しかし、競合代理店も相変わらず自分の担当先を狙ってきているし、売ってメリットのあるメーカーではないが、わざわざ競合に販権渡すのももったいない。
だけど、このメーカーの担当者って現場に全然来ないから、顧客がそもそも使わないのはそこに原因があるんだよなあ、なんて思いながらどうするか考えていました。
とりあえず相談
取引先の現場に行って相談してみたところ、意外な返答があった。
「そこのメーカーの製品も使えばいいのね?わかったよ。」
へ?そんなに簡単に使ってくれるの?って感じでした。
「また何かあれば相談してよ。いつも偏って使っていたし、何か他に使った方がいいものあれば紹介してね。よろしく〜」
マジかよ!!これって結構楽勝に利率稼げるんじゃない??
そう思った私は急いで現場業務を終了させ、会社でデータをまとめ始めた。
分析の結果
目標と言われていた利益率は15%以上。現在10%。
あと5%を上げるために過去の実績に当てはめてシミュレーション。
どの製品を仕切り交渉すれば良いのか、自分の中でやるべきことが明確になった。
メーカーが値引きに応じてくれなかった時に準備して新たな取引メーカーをピックアップ。
その後は各メーカーに連絡してひたすら価格交渉。
内容はコレ。
「御社のこの製品をこれだけ売るので、仕切をこの価格にしてもらえませんか?必ず約束するので、金額値下げをお願いしたいです。」
私はひたすら了承をもらうために依頼し続けた。
最初は渋られる
やはりどのメーカーからも簡単に値下げはできないと断られました。
なので、約束してもらうために実績を上げるので、それで対応をと交渉を行った。
逆に自分ができた時に交渉に応じてくれなかったら製品を切替すると話も行っておいた。
入社して1年も経たない若手の代理店担当が何をほざいてやがるんだと思っていたメーカー担当者が多かったかと思います。
しかし、自分の中では明確な自信ができつつあり、ナメた態度を取ったメーカー担当者に、「見てろよ」と強い気持ちを持ちながら現場業務を取り組んだのだ。
約束を果たす
私は現場に訪問し、使って欲しいものなどを全て依頼しました。
現場からは通常業務に問題がなければ使うので、納入価格など少しメリット出せるものは対応して欲しいと依頼があった。
私もそれを了承し、価格対応も行った。
そして一定期間、ひたすらメーカー側と決めた約束を守り、販売し続けました。
売れなくて文句を言ってくるメーカーもいましたが、協力してくれなかったメーカーなので、そこはうまくかわしつつ、取り組みを行いました。
これにより取扱製品の仕入価格を徐々に値下げしていくことに成功し、
毎月1%ずつ利率が上がることに楽しみを覚えていました。
また、それによって会社からは、「最近なんか調子良さげだな」と言われることもありました。
自分が行っているメーカーとの取り組みの内容を説明すると感心された。
ベテランでもそこを意識して行う人は一握りであり、入社半年でそれを行っている事に驚かれたのである。
最終的には利率25%に到達。
他の人はみんな軒並み10%前後の利率でしたが、自身は良好な成績を出せた。
しかも、この時は売上金額の目標は未達にも関わらず、利益金額が達成だったので、尚更評価も良好でした。
これには自分でも驚きましたが、ある程度の達成感に満ち溢れていたのを今でも覚えています。
自分で決めたことを有言実行
この時、私は自分でここまでやると報告していたことを期限内に達成することができました。
そしてこれは次へのステップにつながる結果でした。
実はこの時期、いくつかのメーカーからヘッドハンティングで誘いを受けていたのです。
現在も所属している業界で、メーカーへの転職を意識するようになっており、そこで私は自分で定めた期間で目標を達成できたら、ヘッドハンティングされているメーカーへ転職しようと決めていたのです。
理由は単純で、
・もっと稼ぎたい、もっともっと上を目指したい。
・いい暮らしがしたい、いい家に住みたい。欲しいものが買えるようになりたい。
・なんとなくで始めた営業だけど、こうすれば売れるという自信をつけたい。
これが当時思っていたことであった。
もっと高いレベルの営業を
私は当時26歳。
この先の人生で何をして生きていくか。
やはりもう4年も営業として働いているし、今後も営業として働いていく事で稼いでいこうとは決めていた。
それには、もっとこの営業という仕事を極める必要があると感じてもいた。
本質を学びたい。どこへ行ってもやっていけるように自分はなりたい。
メーカーに行けばそれがわかるようになるかはわからない。
しかし、自分よりも多額の給料をもらっているメーカー営業の担当者。
そこに行けば何か自信となる答えがあるかもしれない。
厳しい環境に身を置く事を決めたのでした。
攻めの転職
今後も転職については記載していくのですが、自分が行ってきた転職は攻めの転職であると振り返った時に思っています。
今いる環境で結果を出す。
そして、次に新しい事に挑戦する。
そしてまた結果を出す。
これを繰り返してきたから今がある。
やっぱり「今」が大事です。その時にいる環境で結果を出せるかどうかがやはり大切であり、そこで自信を持って対応ができるようになって、色々と自分なりのものが積み重っていきます。
そして実績にも繋がるかと思います。
そして、一つ目標を達成した時、それは次の目標を探すきっかけとなるのではないでしょうか。
私はそのようにして続けてきています。
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