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Inkscapeで菊の和柄を作る!

年賀状に使える和柄のメイキングシリーズ第二弾です。

主に使う機能

①円/弧ツール(F5/E)
②ペンツール(Shift+F6/B)
③整列
④複製(Ctrl+D)
⑤回転
⑥パスの分割(Ctrl+/)
⑦ノードツール(F2/N)

こちらのメイキングもどうぞ

菊の和柄作成で使う機能の説明

パスの分割とノードツールの仕様について簡単に説明します。

パスの分割

正円を16等分に分割して花びらにします

ノードツール

菊の花の作り方

【1】正円の上に直線を作成し整列する。

円と直線はCtrlを押しながら正確に作成する

【2】直線を複製(Ctrl+D)して30°回転させ正円を分割する。

一括分割は出来ないので一つずつ分割する
二等辺三角形以外のオブジェクトは使いません

【3】二等辺三角形を-15°回転しパス→オブジェクトをパスへ。


【4】底辺のセグメントにノードを追加し、花びらの形に整える。

・追加セグメントを選択し、キーボードの矢印(↑)で形を整える。
・新規ノードを追加せず、直接頂点のハンドルを操作してもOK

【4】
(1)花びらの回転中心を移動したら、複製(Ctrl+D)+30°回転で花を作る。
(2)グループ化(Ctrl+G)し、新たに作成した正円を花びらの中央に整列して完成。

花びらが12枚の菊が完成
回転中心は多少ざっくりでもOK

菊の和柄いろいろ

線の太さや色を変えるだけでOK

八重菊の作り方
菊を複製→15°回転→ツールコントロールバー→選択オブジェクトを背面に一段階移動(Page_Down)

まとめ

菊といえば皇室の紋章であったりパスポートであったり、高貴、上品なイメージのあるデザインですから、ちょっと添えると一気に格式が上がる気がします。

菊の御紋といえば、十六八重表菊。戦前は厳しく規制されていましたが、現在はというと、家紋での使用や商標登録が法律で禁止されているようです。
詳しくはWikipediaや以下の記事をご覧下さい。

菊紋のようなデザインはドキドキしてしまいますが、花びらの枚数や独自のデザインを心がけて素敵な菊の和柄を作りたいですね。


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