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お彼岸とは「波羅蜜多」

3月21日(土)は春分の日でしたね。太陽が真東から昇り、真西に沈む日で、昼と夜の時間がほぼ同じになります。そして春分の日は、ちょうど春の彼岸(今年は17〜23日くらい)の中日です。

「お彼岸」の彼岸は、仏教用語の「到彼岸」を省略した言葉で、「あちらの岸(あの世)の悟りの世界」を指します。これは「波羅蜜多(はらみた)」が語源と言われています。

【波羅蜜多WAVE】のネーミングの由来にもなった、「波羅蜜多(はらみた)」とは、サンスクリット語でパーラミター。「パーラ(彼岸)」「イタ(至る)」=「悟りの世界に至る」。

煩悩や迷いのあるこの世「此岸(しがん)」から、仏さまの悟りの世界である「彼岸」へ。

彼岸=仏さまの悟りの世界(波羅蜜多)

お彼岸の期間は、この世とあの世の堺にあるゲートが開いているそうです。あの世にいらっしゃるご先祖さまや故人に思いが伝わりやすい今、手を合わせて感謝を捧げましょう。


今年は桜の開花が早いため、東京でも桜の話題があちこちで聞かれるようになりました。
その影響で、早くもほかの春の花の存在感が薄くなっていますが、毎年お彼岸のこの時期は、木蓮の花が勢いよく青空に向かって咲き始めますよね。

天に向かって咲く木蓮の花を見ると故人を思い出すのは、お彼岸が近いからでしょうか。

スターダストレビューの『木蓮の涙』。1993年リリースだそうです。時が経ってもまったく色褪せない名曲ですね。お彼岸の時期に聞いて、故人を偲ぶというのもいいかもしれません。


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