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フィードバックはなんで必要なん?:「フィードバック入門」「実践!フィードバック」より

こんにちは、原田です。
母の「難しすぎてよくわからん」というフィードバックによる、フィードバックの話第2弾です!笑

今日は「なぜフィードバックが必要なのか」についてお話をしていきます。前回フィードバックは「耳の痛いことを通知して立て直すこと」とお伝えしましたが、耳の痛いことは言う方も言われる方もあまり気が進まないですよね…でも今の環境だからこそフィードバックが注目を浴びているんです。


参考図書


背景①日本の働き方が変わってきた

P23
  • 長期雇用では、「大きな失敗」が許されたのでチャレンジから学ぶ機会が得られた

  • 年功序列では、上司や先輩に続いていけば賃金が高くなっていた

  • タイトな職場では、上司と密接に仕事をする機会が多かった

のですが、今はみんな忙しく、精神的にも余裕はありません。業務も複雑になり、失敗も許されなくなってきました。だからこそ、フィードバックのような効率よく成果に近づく育成方法が求められていると考えられます。

背景②ハラスメントに対する意識が高まった

パワハラと言われたくないという思い「何も言わない方がいい」という思いになってしまったことがあります。またコーチングなど、部下に寄り添い、引き出す育成方法が普及したことによって、さらに言うべきことをしっかり言うという文化が消えてしまいました。
このような背景から、意識的に部下に情報通知を行わないと、進行方向を誤ったまま業務を進めてしまうということが発生します。

背景③職場のメンバー構成が変わった

P34

雇用の在り方が変わっていく中、「年上の部下」が増えてきた一方で、マネジャーも昔ほど経験を積むことができない背景があります。また「年上の部下」をはじめ、職場のメンバーの多様性が増してきています。「普通こう思うでしょ」と思っても相手の普通と異なることが増えました。最後にどんでん返し、とならないように、こまめなフィードバックによる軌道修正が重要なのです。

なぜフィードバックが重要なのか

先に上げた背景から、今部下育成の難易度は各段に上がっています。そんな中でフィードバックが求められる理由は以下3つです。

  • 多忙&失敗は許されない環境なので、効率よく意識的に育成しなくてはいけなくなった

  • 「言いたいことを言わない」風習により、意識的に情報通知をしなくてはいけなくなった

  • 職場のメンバー構成変化から、すり合わせを丁寧に行わないとズレが発生しやすくなった

上記3つに対して、フィードバックは目標達成に向けた軌道修正という役割を果たします。あくまで「厳しく指導すること」が目的ではなく、情報通知と立て直しによって「目標達成に向けたすり合わせ」とイメージいただくのがポイントかもしれませんね!

次回は「で、フィードバックってなにすんの?」をお届けしようと思います!お読みいただきありがとうございました!

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