Misaki Harada / 人事・経営コンサルタント

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Misaki Harada / 人事・経営コンサルタント

立教大学LDC4期生 社会人大学院や日々の気づきをまとめていきます https://lit.link/challengebychoice

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最近の記事

フィードバック文化を促進するための12の秘訣:論文レビュー

こんにちは、原田です。 今回は、医療教育におけるフィードバック文化に関する研究です。 フィードバック文化: 学習者と教育者の成長を促進し、フィードバックを単なる技術的なやり取りとしてではなく、社会的・文化的な関係性を通じて行われる複雑なプロセスと捉える考え方。この文化の構築には、信頼関係や組織文化、受け手の成長マインドセットなど、様々な社会文化的要素が影響を与えている 今日の論文 Twelve tips to promote a feedback culture wit

    • フィードバック志向とフィードバック文化の影響:論文レビュー

      こんにちは、原田です。 今回は、フィードバック志向、フィードバック文化がフィードバックを取り入れるプロセスにどのように影響するかの論文です。 ロンドンとスミザー(London & Smither, 2002)の定義によると、 フィードバック志向: 個人がフィードバックに対して抱く総合的な受容性を指し、フィードバックに対する好意度、フィードバックを求める傾向、深く理解しようとする認知的処理能力、行動に結びつける責任感などが含まれる概念。フィードバック志向が高い個人は、自己認

      • フィードバック環境のメタアナリシス:論文レビュー

        こんにちは、原田です。 今回は、フィードバック環境のメタアナリシスです。 フィードバック環境とは: フィードバック環境は、上司‐部下や同僚間で日常的に行われるフィードバックの文脈的側面を指し、従業員が日々どのようにフィードバックを受け取るかに関する認識を反映。具体的には、フィードバックがどのように提供され、受け取られるかの雰囲気やプロセスが含まれ、フォーマルな評価会話ではなく日常のインフォーマルなフィードバックに焦点を当てた概念 根拠となる論文: ・Steelman et

        • 自己効力感とパフォーマンスのメタ分析(1977~1996年):論文レビュー

          こんにちは、原田です。 今回は、自己効力感とパフォーマンスのメタ分析です。 今日の論文 Self-Efficacy and Work-Related Performance: A Meta-Analysis 自己効力感と仕事関連パフォーマンス:メタ分析 Psychological Bulletin, 1998 Alexander D. Stajkovic, Fred Luthans サマリ このメタ分析では、114の研究を対象にして、自己効力感と仕事関連パフォーマンス

        フィードバック文化を促進するための12の秘訣:論文レビュー

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        • フィードバックの先行研究
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        • 読書ログ
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          チームワークの科学の40年の進展:論文レビュー

          こんにちは、原田です。 今回は、チームワークの科学の40年の進展をまとめた論文です。 こちらで取り上げた内容はほんの一部です。気になる方はぜひ原文をご確認いただくことをおすすめします…!(面白かった…!) 今日の論文 The Science (and Practice) of Teamwork: A Commentary on Forty Years of Progress チームワークの科学(と実践):40年の進展に関するコメント Small Group Resear

          チームワークの科学の40年の進展:論文レビュー

          チームの心理的資本が新製品開発チームの適応性をどう高めるのか:論文レビュー

          こんにちは、原田です。 今回は、チームの心理的資本と新製品開発チームの適応性の関係についての論文です。 心理的資本(PsyCap)とは: 希望(hope)、自己効力感(self-efficacy)、回復力(resilience)、楽観主義(optimism)という4つの要素から構成される、個人やチームの肯定的な心理状態を指す概念。この概念は、従業員やチームのパフォーマンスを高める重要な心理的リソースとして広く研究されている 【参考文献】 Luthans, F., You

          チームの心理的資本が新製品開発チームの適応性をどう高めるのか:論文レビュー

          リーダーシップトレーニングの設計と効果に関するメタアナリシス:論文レビュー

          こんにちは、原田です。 今回は、リーダーシップトレーニングの設計と効果に関するメタアナリシスです。 今日の論文 Leadership Training Design, Delivery, and Implementation: A Meta-Analysis リーダーシップトレーニングの設計、提供、および実施: メタアナリシス Journal of Applied Psychology, 2017年 Christina N. Lacerenza, Eduardo Sala

          リーダーシップトレーニングの設計と効果に関するメタアナリシス:論文レビュー

          顧客関係管理(CRM)と組織行動(OB)の関係:論文レビュー

          こんにちは、原田です。 今回は、顧客関係管理(CRM)と組織行動(OB)の関係に関する論文です。 顧客関係管理(CRM): 顧客との関係を管理し、データを活用して顧客ニーズに応じたサービスを提供するための戦略的手法。CRMは、企業の製品やサービスの個別化、顧客エンゲージメントの向上、顧客満足度の改善を目的とする 組織行動(OB): 組織内での個人やグループの行動を研究し、組織全体のパフォーマンスを高めるためのマネジメント手法。OBは、リーダーシップ、モチベーション、チーム

          顧客関係管理(CRM)と組織行動(OB)の関係:論文レビュー

          リーダーのビジネスアキュメンの革新的行動への影響:論文レビュー

          こんにちは、原田です。 今回は、ビジネスアキュメンと革新的行動の研究です。 ビジネスアキュメン: ビジネスにおける様々な側面(市場、経済、財務など)を理解し、状況に応じた問題解決や意思決定を行い、企業の成果に貢献する能力 参考論文: Haines (2019) による「The Business Acumen Handbook」において、ビジネスアキュメンは企業の様々な状況に対応するために必要な理解力とスキルの重要性が強調されている。また、ビジネスアキュメンは心理学分野では

          リーダーのビジネスアキュメンの革新的行動への影響:論文レビュー

          シェアドリーダーシップが従業員のイノベーション行動に与える影響:論文レビュー

          こんにちは、原田です。 今回はインドネシアでの地方企業におけるイノベーションに向けたシェアドリーダーシップに関する研究です。 地元企業におけるシェアドリーダーシップが従業員のイノベーション行動に与える影響を探り、知識共有と職場文化の役割を明らかにしようとしています。 今日の論文 Local Ventures’ Shared Leadership Persuasion: How Knowledge Sharing and Interactive Work Culture

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          メンバーの変更がチームのプロセスとパフォーマンスにどのような影響を与えるか:論文レビュー

          こんにちは、原田です。 今回は、メンバーの変更とチームプロセスとパフォーマンスに関する論文です。 DE&Iの促進から性多様性を意図的に増加させたり、離職などから突然メンバーが離脱することなど、チーム構成の変化が急速に進んでいます。これに伴い、チームメンバーの変化がチームに及ぼす影響を理解する必要性が上がっています。 今日の論文 Team Membership Change Events: Processes That Support Gender Diverse Tea

          メンバーの変更がチームのプロセスとパフォーマンスにどのような影響を与えるか:論文レビュー

          大好きなごはん屋さんリスト_2024

          こんにちは、原田です。 今回は、論文レビューではなく、大好きなごはん屋さんリストを共有します。笑 先日友人から「好きなたべものとかおすすめのお店なに?」と聞かれて答えられなかった私… そういや、以前別の方にも「これめっちゃ好き!っていうのないよね~」と言われたことを思い出しました。 これを機に自分の大好きなご飯屋さん洗い出してみよう~!という試みです。 和食・日本食そば 地元に帰ったら必ずおねだりするお蕎麦やさん。田舎そばを塩で食べるのが好き! 居酒屋 いろんな日本

          大好きなごはん屋さんリスト_2024

          時間の経過に伴う心理的安全性の変化:論文レビュー

          こんにちは、原田です。 今回は、時間の経過に伴う心理的安全性の変化に関する論文です。 心理的安全性とは: チーム内で対人リスクを取ることが安全であるという共有された認識。エイミー・エドモンドソン(1999年)が提唱し、メンバーが他者の反応を恐れずに意見を述べたり、ミスを認めたりする環境を指す。心理的安全性が高いチームでは、学習や創造的思考、率直なコミュニケーションが促進される。 今日の論文 Examining How Psychological Safety Conse

          時間の経過に伴う心理的安全性の変化:論文レビュー

          上司とメンバーの時間感覚の違いと創造性:論文レビュー

          こんにちは、原田です。 今回は、上司とメンバーの時間感覚の違いと創造性に関する論文です。 この論文は、上司とチームメンバーが異なる時間的なプレッシャーを感じていることを 今日の論文 Assessment and Development of Human Resources Practice in Business Organization ビジネス組織における人材評価と開発の実践 BW Academic Journal, 2024年 Godwin Olai サマリ

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          イノベーション促進行動(IPB)の提唱:論文レビュー

          こんにちは、原田です。 今回は、イノベーション促進行動(IPB)を提唱している論文です。 従来の組織市民行動は現状維持に役立つが、経営革新を推進するためには新たな行動が必要とされるという課題感から提唱されています。 組織市民行動(Organizational Citizenship Behavior, OCB): 従業員が正式な職務要件に含まれていない行動でありながら、組織の効果的な機能を促進する自発的な行動。Organ(1988)によって提唱。 今日の論文 Spon

          イノベーション促進行動(IPB)の提唱:論文レビュー

          人材異動を通じた知識移転の効果:論文レビュー

          こんにちは、原田です。 今回は、技術的な専門知識を持つエンジニアの異動が組織のパフォーマンスに与える影響に関する論文です。 今日の論文 Transferring Knowledge by Transferring Individuals: Innovative Technology Usage and Organizational Performance in Multi-Unit Firms 知識の移転:個人の異動による革新的技術使用と多ユニット企業における組織のパフォ

          人材異動を通じた知識移転の効果:論文レビュー