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【発売まであと28日】やみくもな試作の日々

みなさまこんにちは。
「忙しくても、美味しさをあきらめない」をスローガンとしているハンディスープブランドNagaraの代表原賀(がぱけん)です。

Nagaraハンディスープは、外資系コンサルをはじめとして、様々な激務を経験した代表原賀 健史と、元外資系ホテルでシェフを務めた岡嶋 伸忠で共同開発した、「ハンディスープ」という新しい商品です。

ゼリー飲料の容器に、フレンチに出てくるような冷製スープが入ってると思っていただければ。

フルーツトマトのガスパチョ
雪人参のラペ・ポタージュ

商品について詳細はこちらをご覧ください。

本noteは「30日後に発売するNagara」と題して、開発背景と、その物語を5月20日のクラウドファンディング開始まで少しづつ振り返っていく企画です。

それでは本編をどうぞ。


やみくもな試作の日々

なにを作ればいいんだっけ?

起業を決意し、作りたいものが見つかった。けれどもそれが具体的にどんな形をしているのかわかりません。

「忙しくても、美味しさをあきらめない」これを実現するためにはどんな食品があればよいのでしょう。暗中模索の日々が始まりました。

まず手をつけたのは既存製品の調査です。
現在市場にある、携行食品の類を端から順に食べて回りました。

カロリーバー、プロテインバー、シリアルバー、豆腐バー、ビーフジャーキー、サラダチキン、ゼリー飲料、ヨーグルト飲料、スムージー。

便利な世の中です。現在も「忙しい人が片手間に食べれる」という要件を満たしている製品は数多く存在します。

そして、「抜群に美味しい!」というものはないものの、それぞれのクオリティも悪くない。

それでも、何故だかほとんどの商品に物足りなさを感じてしまいます。

僕もカロリーバーは好んで口にしますが、「これをお昼ご飯にして生活せよ」と言われたら暴動を起こす自信があります。

色々口にするうちに、この原因は「食事感の欠如」なのではないか?という仮説が浮かびました。

食事感を求めた迷走劇。

では逆に食事を食事足らしめている要素は何だろう?という問いに対して、まず出た答えが「おかずとご飯」でした。
ハンディタイプの食品を食べる時、基本的には単品で食べますし、中身も均一なものが多い。
であれば、炭水化物である主食と肉等の主菜を一つにまとめたハンディフードを作ってみよう。方針が決まればあとはやるだけ。
しかしながら、ここからは惨憺たる試作品が多数誕生することとなりました。

①焼肉×クレープwith焼肉のたれ


雑に美味しい。しかし保存性が皆無。不採用。


②ベーコン×モチスティック

おつまみとしては非常にアリ。ビールと合う。しかし冷めると固まる。NG。そもそもつまみを作りたいわけではない。

③米粉で作った自家製せんべい
(になりたかったナニカ)


固くて全然美味しくない。というか形が全然作れない。論外。

元実験屋の血が騒ぐ

そのほかにも、そば粉クレープや大量グルテンスコーンなど、数々の個性的なお味の品々を生み出しては、泣きながら食べていました。

でも、実験をして、ネットで調べてを繰り返しているうちに少しづつわかることはあって、その過程にとてもわくわくしていることに気づきます。

僕はもともと化学専攻の技術者です。

仮説に基づき、色々なものを混ぜては試し、混ぜては試しをしながら正解に、にじり寄る行為自体は得意な方なのです。

今までと全然違う分野なのに、今までの経験が活きる感覚にも興奮しますし、そして何より、新しいことに挑戦するのはいつだって楽しいものです。

(明日へつづく)

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