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P.ドラッカーを通じた経済哲学

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Pドラッカーの著書を読み、学習したことをまとめる。
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2016年1月の記事一覧

企業は売上や利益中心であってはいけない理由

売上や業界シェアでしか、自らの業績を判断できない企業は早晩立ちいかなくなるはずである。

同じく、利益のみを中心とした企業価値は意味をなさなくなる。

売上や利益は企業の体力を測る重要な指標であることは疑いが無い。

しかしそれらは、顧客の創造の結果産出されたものであり、指標である。

だからそれらは企業の目的とは足りえない。

売上追及にのみ走った企業はその結果、誤った目的を目指す企業風土が出来

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顧客明確化の必要性

「誰にこの商品を売るのですか」「あなたの顧客はどこにいますか」

という問いにしたいして、”全ての顧客”と応える経営者では、その企業の先はもはや風前の灯である。

2000年前後から消費文化は、資材からサービスに大きく変化した。

高度経済成長期から長らく資材の消費・販売に携わった多くの老人たちは

90年代からその社会的な変化に苦慮をしてきた。

この消費文化のサービスに占める割合は、今後も増加

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政治体制の疲弊

日本の政治のあり方が問われるようになって久しいが、

その結論がでたことはなく、また正しいあり方を

示せたことは、戦後以来1度も無い。

現在の政治のあり方は、戦後の復興期の護送船団方式で

語られる政治方式の延長である。

この形態が力を発揮できるのは、国としての力が未熟であるか

発展段階であるかにおいてのみである。

現実に、戦後の復興期からの日本の回復力、

そして韓国、マレーシア、台湾

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