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私と摂食障害~今振り返って思うこと~③

みなさん、こんばんは。今日は、私の摂食障害の経験を振り返ってみて、今思うこと その3について書きたいと思います。

私と摂食障害~今振り返って思うこと~② ⇩

昨日は、

物事には限界がある、ということを身体が認識したことで、自分にとって痩せることよりも優先されることがあるのではないか、ということを考えるようになったのかもしれません。

ということを書きました。今日はその続きを書きたいと思います。

「刹那的な生き方」を手放した、ということ

私は、やめたくてもやめられない「過食嘔吐」をやめる(コントロール出来ない自分の行動をストップさせる、脳を停止させる)ために自殺を試みましたが、自殺は未遂に終わりました。

その後再び過食嘔吐を繰り返すようになりましたが、もう一度死ぬ勇気も気力もなかった私は、何とかして生きながら、生き続けながら過食嘔吐を克服するしかありませんでした。

私の中に、もはや「死」という選択肢はありませんでした。ジョーカー(最期の切り札)がなくなった状態で、私は無意識的に、明日も生きていなくてはならない、明日を迎えなければならない、明日に繋げていく生き方を考えていたのだと思います。

これも無意識ですが「今がよければそれでいい」という考えも、どこかで手放したのかもしれません。

昨日、大切な人との約束があり、お昼の時間にケーキバイキングに行きました。

以前、摂食障害真っ只中の時には、当然のことながら、50個以上はケーキを食べて(その後吐いて)いました。もちろん、当時は一人で行きました。

当時は、家の近くにケーキバイキングがありませんでしたので、調べに調べて、交通費とケーキバイキング代を考えて、なるべくお金がかからなくて、かつ時間制限がないところを選んで行きました。

昨日は、ケーキは4、5個食べたと思います。私自身も摂食障害経験者ですから、食べ出すと「もう1個、もう1個」と食べたくなる気持ちもありましたが、夕飯やお酒を飲むことを考えると、めいいっぱい食べることは控えました。もちろん、吐くことは全く考えていません。

今の私には、食べ過ぎたから次の食事は食べない、という考えはないので、夕飯の時間までにお腹が減らないような食べ方は、基本しないようにしています。それから、夜は大好きなお酒をおいしく飲みたいので、ある程度お腹が減っている状態で夜を迎えたい、と思っています。

今の私は「刹那的な生き方」はしなくなり、明日に繋がる生き方を選択したので、今が良ければそれでいい、ということを余り考えなくなりました。

明日も生きていく。生きていかなければならない・・・その思いが「吐かずに食べる」ことに繋がったのかもしれません。


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