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ひとりごと

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岩橋由莉のひとりごと。
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記事一覧

「昔話とは何か」読書会終了。

小澤俊夫先生が書かれた「昔話とは何か」の読書会が終了した。 始まったのはコロナ禍の21年9月…

「ぼくたちの哲学教室」をみる

見るのは2回目。 1度目は去年の秋。 今回は九度山町で上映されるということでもう一度見よう…

藤原さんという人

藤原さんが亡くなった、という知らせを数人から受けた。 突然のことだった。 前日まで元気に…

こんな夜は。

(〈中略〉ぼくはそのひとのさいわいのためにいったいどうしたらいいのだろう。)ジョバンニは…

初夢のはなし

浜辺にサメの死体が打ち上げられる サメは深海から浮上してきたものらしく もはやカタチはほと…

ターシーが亡くなった

西成のひと花センターによく出入りしていたターシーが亡くなった 最初はFacebookでつながって…

外で母と久しぶりに食事をした時の考察

母と外で久しぶりに食べた 孫の結婚式に来たのだ このひとは 出席する他の孫のために、持ってきた荷物の3分の1は、食べさせたい果物やお菓子でいっぱいにする人 朝から急いでいるのに、何にも言わないでわたしにおにぎりを握る人 常に家族のために何かを提供したい人 晩年、父は母が先に死んだら生きていけないから殉死する、とまじめに言っていた それを言った時は、わたしが作ったスパイスが何種類か入った野菜炒めを食べていた時だった そうしなさい、それでないと、わたしはずっとこういう食事を作

人を愛するとはなんて悲劇で喜劇なのだろう

週末に野田秀樹のQを観た なんの前情報も入れずに観たので時代はいつなのか、なんの話か全く…

九月姫とウグイス

昨日、「惹かれるもの」について少し書きましたが 週末に行うArt Based Educationの今回のテー…

惹かれるもの

大阪の国立民族学博物館で今行われている特別展示「驚異と怪異」で1枚の絵に惹かれた アミーン…

別府から国東半島へ

旅の終わりを飾るのはやはり、ケベス祭りである そこへ向かう前に別府で最後の温泉に入る こ…

このところ続きの夢を見ていたことに今朝初めて気づいた 場所は沖縄か福岡 行ったことのない…

印象的だった作品

永井愛、作・演出の舞台「書く女」をテレビで見る 樋口一葉の半生を描いている 中でも、最…

熊野のまっくらな山の中で

熊野の山の中でテントをはる 夜,たき火を囲んでその周りにシートをひいてゴロゴロする 曇っていたので天の川は見えないが おりひめ、ひこぼしや、火星、白鳥座などはみえるときもあった 濃い霧が発生して、空に向けて懐中電灯をつけると、その水の粒が見える 真っ暗なのに、空が下に落ちてくるように感じる 話しているうちに空が上へと上がったような気がする 霧がなくなったのだ 虫の声がきこえはじめる 霧が発生している時には泣いてなかったのか、聴こえなかったのか 遠くで鹿がなきあう 新月であ