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銀幕

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アナログと木曜日

アナログと木曜日

言葉は不思議だ。奥底に流れる涙に触れると数多の表情があらわれる。
それがたとえ「さよなら」という言葉であっても。『木曜日』というありふれた言葉であっても。
ビートたけし原作、映画「アナログ」。この映画の随所に出てくる生命の火花、そして呻吟。北野節が深く深く生命を賦活させる。
デジタルが悪いのではない、アナログが良いのではない。その両方が和合したとき目頭が熱くなる。そのときまた歩き出せるのだ。

映画「ライオン」

映画「ライオン」

出会いによって人生は変わる。しかし、宿命と向き合わなければいくら出会っても人生は変わらないのかもしれない。逆を言えば、宿命と向け合えれば、運命は動き出す。

映画「LION]を観ました。

この映画のなかには宿命とは何か?ということが散りばめられています。もちろん、宿命を受け入れるのは容易のことではありません。想像をこえる苦しみ、悲しみが身を離さず、もだえ苦しみます。

それでも主人公「サル―」は

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映画「AKIRA」

映画「AKIRA」

おはようございます。映画「AKIRA」を初めて観ました。

この映画は、予言の書(原作は漫画です)と言われているのですが その所以を感じました。しかし、いかんせんちょっと内容は難しい。

おそらく、表面的な内容だけではわかりえない、メッセージが隠れていると思います。ですから、この映画(原作の漫画)に対して、さまざまな考察があるようです。

そこで自分自身を振り返ると、まだまだ「AKIRA」を存分に

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近未来SF映画しかも20世紀の映画にヒントあり!?

近未来SF映画しかも20世紀の映画にヒントあり!?

こんにちは。韓国ドラマ「梨泰院クラス」にハマって「モンテ・クリスト伯」を無性に読みたくなった現場より今日は「映画と未来」についてです。

さて。
先日、映画「マトリックス」をひさしぶりに観たのですが、改めて考えさせられる映画でした。(以下、ネタバレはない、と思っていますが、真っ新な状態でご覧になられたい方は、「マトリックス」を鑑賞されることをオススメします!または、まだ観ていないけれど、改めて映画

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その場が明るくなる人

その場が明るくなる人

その人がいるだけで、その場が明るく和やかになることがある。たとえ、失敗しても迷惑かけても許せてしまい、最後は笑い話に変えてしまう人物。

赤毛のアン(2016年)を観た。アンもまた、その場にいるだけで、場を明るく和やかにする人物の一人。

もちろん、和やかにするからと言って いい面だけではない。失敗や人に迷惑をかけたり、はやとちりで勘違いだってする。それによって叱られ、部屋から出させてもらえないこ

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