肚をつくる読書会/curry

おもしろくしよう、おもしろいことをしよう、モットーに読書に勤しむ日日。

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読書会のお知らせ

こんにちは。 4月、5月の読書会、 イベントのお知らせです。 逆のものさし道 東京 開催決定! 2024年4月21日 日曜日 14:30〜17:00頃 スケジュール予定 ◎読書のすすめ:清水店長 お話し ◎佼成出版社:吉川さん お話し ◎「大西良慶・平櫛田中/人間ざかりは百五歳(佼成出版)」読書会 東京都江戸川区の篠崎にて、ベストセラー本は置かない、読んでいいと思った本しか取り扱わないユニークな書店『読書のすすめ』清水店長を中心に勉強会を開催しています。 勉強会では

    • 3月の読書会・イベントお知らせ

      春ももうすぐそこですね!書をもって街へ出かけたいですね。 普段、読まないジャンルの本、自分と異なる考えに触れることで「自分の世界」が広がるきっかけをつくれたら… と思い今月も開催します。 詳しくはGoogleフォームよりご覧ください↓ 3月10日 日曜日 @北千住「空中階」 ハラドク×映画寺子 3月23日 土曜日 @名古屋 ハラドク北海道 3月31日 日曜日 @板橋 下町のハチドリshop&cafe どこかの会場でお会いできることを楽しみにしています! ありがとうご

      • 対話でスパークしよう

        昨日は、北千住での読書会×映画寺子屋にご参加いただきありがとうございました。 見方180度が変わる!? 映画の見方が180度以上、変わるお話(映画のまとうメッセージなど)や、またその見方のおかげで「センス・オブ・ワンダー」の読み方も変わりました。 読書や映画は一人で行う営為です。一人の方が時間も場所もある程度は、制約を受けずに行えます。それでもなぜ、読書会をやるのかと考えると、誰かとお話することでビビッと電流が走ったようなスパークを感じれるからです。 なぜスパークが起

        • 科学と試論

          しばしば肩書き、職業、権威、受賞歴、、、などそれらに価値を感じた途端に良くも悪くも見え方が変わってしまう。 『執行草舟著/生くる』に「科学とは試論にすぎない」とあった。科学とは、試して出た結果の積み重ねなのだ。故に誰でも科学者になれると言う。これには驚いた。 であれば、目の前で起きたことを観察し試論したこと以外は、真に信じてはならない。そう言えば、フリーレンも言っていたよ。 科学の眼を養生したい。 info.1 info.2

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        • 肚をつくる読書会 お知らせ
          4本
        • 銀幕
          5本

        記事

          経験と体験

          人生経験と言うが、なぜ人生体験とあまり言わないのか、、、 「経験」と「体験」の違いがあったのだ。そのことをある名著を通じて知ったとき、稲妻が落ちたように脳髄を破壊し、なるほドドドと肚に落ちた。 この違いを知って読書をするか否か、または、仕事や日常を送るか否かで、今までの自分と雲泥の差が生まれると、自分なりに感じた。 この違いをお話しつつ、2月12日 祝・月曜日は、対話したいと思います! ご参加こころよりお待ちしています!

          レイチェルカーソンの「センス・オブ・ワンダー」は暗黒流体のことを伝えたいのかもしれない、と読みつつ思う。

          レイチェルカーソンの「センス・オブ・ワンダー」は暗黒流体のことを伝えたいのかもしれない、と読みつつ思う。

          脳髄の破壊

          「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。 『レイチェル・カーソン著/センス・オブ・ワンダー』 ついぞ自分の世界より誰かの正解の方が正しいと思ってしまう。その時こそ思い出したい言葉である。 知るといことが悪いのではないが、知ることによる脳髄を破壊しなくては感じ得ない世界があるのだ。 「西脇順三郎著/えてるにたす」にて語っていた「脳髄を破壊して永遠の中に溶けこむ他ない」である。 info 詳細はこちらからご覧ください↑

          肚をつくる読書会 2月のお知らせ

          2月 読書会・イベントのお知らせです。  詳細は、画像クリックしてください。 ご参加こころよりお待ちしています! 栃木@さかさみせ(宝積寺) 令和6年2月4日(日) ◎13:00~13:50 肚をつくる読書会 ◎14:00~16:00 逆のものさし道

          肚をつくる読書会 2月のお知らせ

          葉隠的読書

          葉隠的読書 読んでも分からない本を読みたい。読んでも役に立たぬ本を読みたい。読んでも分からぬ、役に立たぬ本に挑む。何でもわかろうとする己と決別するのだ。これぞ葉隠的読書である。 わかろうとする傲慢  何十年、何百年前、、、、に書かれた書物をわかろうとすること自体が傲慢なのだ。高貴で野蛮な書物が似非民主主義に毒された自分にわかるワケがない。だから、わからぬまま進むのだ。そのとき文字ではなく、筆者がなぜ書かずにいられなかったのか、に寄り添っている自分に気づくだろう。 高慢の必

          葉隠的読書 読んでも分からない本を読みたい。読んでも役に立たぬ本を読みたい。読んでも分からぬ、役に立たぬ本に挑む。もしかしたら掴める何か心動く何かに出会えるかもしれない。しかしコレは結果論。これぞ葉隠的読書であろう。

          葉隠的読書 読んでも分からない本を読みたい。読んでも役に立たぬ本を読みたい。読んでも分からぬ、役に立たぬ本に挑む。もしかしたら掴める何か心動く何かに出会えるかもしれない。しかしコレは結果論。これぞ葉隠的読書であろう。

          往来ノオト

          片一方だけで、思い巡らせていても辿りつけないものがある。それはなにか。 南天棒の「行き帰り図」という名品がある。昨年、スペイン大使館にて開催された「禅と美」展にて拝見した。一見すると可愛らしい絵なのだが、これがすばらしい。 それから少し経った昨年末から「山學ノオト4」を読み始める。そうしたら、おどろいた。 筆者の青木氏は、村と街の往来によって見えてくるものを綴っていたのだ。ときに苦しみ、歓喜し、、、重要なのは往来だったのだ。 この往来は、さまざまなことにもつながってく

          朱雀家の滅亡/三島由紀夫

          こころの矢印を自分に向けるのか、外へ向けるのか、、、どこへ向けることが真に生命が溌剌とするのか、そのことを問う戯曲である。 三島由紀夫著/朱雀家の滅亡

          朱雀家の滅亡/三島由紀夫

          執行草舟の視線とは

          『執行草舟の視線』を読んでいるとさまざまな問いが生まれる。霊性文明を考えることもなかった者が考えるきっけになったのだ。1冊の本との邂逅は何にも変え難い。 そして驚いたのは、肋骨が折れ入院中に全生命を傾けて本書は綴られたと知る。 血で書かれた文章は、血で読まなければならぬ。書き手、読み手が血で呼応できたとき、この本は漆黒の闇のなかで煌めく明けの明星となる。 そのとき本書を境に霊性文明以後、霊性文明以前という本の概念が生まれるだろう。

          執行草舟の視線とは

          笑いは悪魔? どんな時でも、笑っちゃダメな時ほど、出番を待ち潜んでいる。

          笑いは悪魔? どんな時でも、笑っちゃダメな時ほど、出番を待ち潜んでいる。

          アナログと木曜日

          言葉は不思議だ。奥底に流れる涙に触れると数多の表情があらわれる。 それがたとえ「さよなら」という言葉であっても。『木曜日』というありふれた言葉であっても。 ビートたけし原作、映画「アナログ」。この映画の随所に出てくる生命の火花、そして呻吟。北野節が深く深く生命を賦活させる。 デジタルが悪いのではない、アナログが良いのではない。その両方が和合したとき目頭が熱くなる。そのときまた歩き出せるのだ。

          天分

          あなたは自分に天分があるか判るくらい絵を描きましたか。 安田靫彦 この言葉は、安田靫彦門へ入門してまもない門下生が「自分に天分がわるのかしら?」と思わず口走ったときに画室に響き渡る大声で安田靫彦が話したと言う。そして、このようにつづく。 「天分のある、なしは、われわれの死後、人々が決めてくれるのですよ」と静かな声で。 自分のことは自分が一番わかる、と思っていたがそうではなかったのだ。特に天分などいちばん判らないものだ。わからないのだから、安心して訪れる運命に体当たりする