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人生論:雑用(2023/01/23)

『雑用を進んでやってみる』
どのようなことでも、最初のスタートでは、内容や手順を知らないものです。
過去にやったことがあったとしても、今は手順が違うことがたくさんあります。
最初はなんでもすることが、実は近道だとおもっています。

社会人に初めてなる人は、仕事が全て初めてです。
「私はこんなことするために会社に入ったわけではありません」
「こんな雑用ばかり、パシリばかりで早く仕事がしたいです」
「企画で仕事をしたいのに、どうして営業なのですか」
疑問がいっぱい出てきます。
たしかに、したいことができないのは辛いです。

もしかしたら雑用は、先輩上司が単にいじめているだけかもしれません。
面倒なことを新人に押し付けて楽をしているだけかもしれません。
上司から怒られて、憂さを部下に晴らしているだけかもしれません。
本心はわかりません。

これらのことが耐えられず、やめていく人もいます。
そのような人は、早く雑用に慣れたらいいのになって思いつつ、残念だよねと感じます。
どこへ行っても同じことがあるので、バイトでもいいかって思い、そこに入ります。
マニュアルのあるバイトだから、人間関係も良好です、というのは嘘が多いことを知りません。
どのようなところに行っても、辛い雑用が待っています。
雑用こそが仕事です、というところだってたくさんあります。

そこで提案があります。
雑用こそが近道という考え方です。

一つは、皆が雑用をさせられている事実を知ることです。
雑用をこなさないと先に進めないという暗黙の事実があるという理由です。

一つは、雑用は実は目立つ労働です。
人がやりたがらないことが多いので結構パフォーマンスとう観点からは目立ちます。
また雑用がちゃんとできている人や雑用レベルじゃないと思われるまでやっている人は、できる人はちゃんと見られているという理由です。

つまり地味に見える雑用は、
自分のこれからの仕事に役立つ
自分の自信につながる

そのような感覚を持つことができます。

やりたくない雑用は他人に任せれば良いという考えは悪いことではありません。
雑用を他の会社に任せることはあります。
トイレ掃除、フロアの掃除、ゴミ処理から、コピー取り、受付、クレーム対応を自分でしなくてもよい会社はたくさんあります。

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ところで、ぼくは雑用が息抜きであった場合もあります。
「おい、そこの後輩くん、コンビニでアイス買ってきて」
「俺はタバコが欲しい、○○の箱タイプのやつで」
などと言われたら、
サボりも兼ねられると思って、ホイホイと受けてコンビニに行ったものです。
まあ、自分のしないといけない仕事はたまりますが。
そういう雑用も、先輩から守られる一つの種だと思っていました。
また、雑用でいじめて来る人には、こういう人もいるんだな気の毒な人だなと思って処理していました。
だんだん自分に知恵がついてきて、嫌味の一つや二つは言えるように経験値を積みました。

雑用で全体の仕事を覚えることもできます。
雑用を人に頼まざる得ない時、言い方や手順を教えられます。
悪いことは一つもありません。

大事なことが一つあって、何か新しいことをするときに、
例えばスタートアップに関わる時tかです。
とりあえず雑用を含めて全て自分でやってみる」
これを自身の戒めにしています。
そこまでやらなくてもいいじゃないですかと言われても、とにかくやってみます。
判断基準を作ったり、マニュアルを作る、指導するのに必ずプラスになるからです。
クレームも自分が知ることで対応できます。

ぼくの子供の頃は雑用を親からさせられました。
いわゆる手伝いという形でです。
手伝いをすることでいろいろなことが覚えられました。
社会での雑用も、お手伝いの延長だから大したこともないんだと思うこともできました。

雑用の効用は人によって違うのもわかります。
効果のない人もいます。
チームで何かをするときは、でも誰かがやらなければいけないものです。
雑用から新しい発見をするかもしれません。

進んでやってみる価値はぼくにはあると思っています。
なんでもこなせる自信がつきます。

「なんでも楽しんでなんぼ」がモットーですから。

皆さんはどうでしょうか。

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#生き方  
#縁と運

活動のために使いたいと思います。みなさんの人生時間を幸せな時間で満たせたらと思います。読んでいただいてありがとうございます。