4番バッターがいなくてもプレイボールは待ってくれない
4番バッターにふさわしい成績とはどのくらいでしょうか?
ひと昔前なら3割30本、打点は本塁打数の3倍はなければ
見栄えが悪いという意見もありました。
しかし、最近は投手有利のためか打率が3割超える選手も
数えるくらいしかいません。
プロ野球のチーム内で4番打者に相応しい選手が
チーム内に1名もいないところもあるでしょう。
しかし、4番打者に相応しい者がいないからといって
4番を空席で試合を始めることができるでしょうか?
当然、そんな馬鹿げた意見が通ることはありません。
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仕事でのプロジェクトも同様です。
優秀なプログラマーがいないかもしれない。
サブリーダーの経験が浅いかもしれない。
すべての条件が揃った完璧なチームで臨めることは稀です。
はっきりいってほぼゼロかもしれません。
それでもプロジェクトはスタートされます。
では、どうしたらよいのでしょうか?
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そのチームで最大限の成果を出す作戦を立て実行する。
それしかありません。
野球でいうと優秀な4番バッターがいれば、四番バッターの前に塁を埋め、
長打で一気に得点するのが最も効率的です。
しかし、4番バッターに相応しい能力がいなくても
誰かを4番目のバッターに置かなければなりません。
その場合は例えば、四球狙いの待ち玉作戦やバントなどの小技を多用するのも1つの手です。
システム開発であれば難しいプログラムは作らなくてよいように
分解したパターン化した設計をする。
新しい技術ではなく枯れた使い慣れた技術を用いる。
いつも以上にこまめにレビューを入れて
ミスや認識合わせをなくすなどが挙げられます。
優秀なメンバーばかりのチームであれば、
コミュニケーションの量が少なくても回るかもしれません。
また、プロジェクト推進の理解度が高いので察してくれる部分もあります。
しかし、そうでないチームはそれができません。
そのためチームのメンバーの力量に合わせたプロジェクト運営が
必要なのです。
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プロ野球のチームほどの規模でも満足できる選手をずらりと
揃えているチームはいません。
それでも試合をしなければならないのです。
ましてや自分の所属している規模程度の会社ならなおさらです。
そのため、十分な条件を満たしていないメンバーが
そのポジションに着くこともあるでしょう。
それをただ力不足であると嘆いたり批判しても解決しません。
それではフロントを批判するだけのプロ野球のファンと大差ありせん。
自分の組織のことなのでファンの視点ではなく
どうすればよいか?を考え抜く必要があるのです。
あと自分がエース兼4番兼監督になるという力業もあります。
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