風邪の効用?
昨年から風邪をひいたことはお伝えした。今日何気に過去に書いたものを見た。ぼくがこうしてラップトップに向かい書いているずっと前から、お店でもらう本の紙カバーの裏、チラシの裏、コピー用紙、レポート用紙、ノートに手書きで書いている。ほとんどは、もう見返すことなく埋もれたままだが、どこからか出てきたものがあるとチラ見する。
悩みとは風邪をひくようなものだ、という内容の書いたものを見た。多分4年ぐらい前に書いたものだろうと推測される。過去記事ではあるが、未発表なのでここに載せてみることにした。多少の加筆修正は行なっている。括弧は見返して感じていることなのでスルーされたい。
題名 悩みを消化して栄養にして生きてもいいか?
(←なんだかわけわからない仮題だ)
本文
風邪をひくようなものが悩みである。
鼻水が出たり、くしゃみをするような軽度のものもあれば、高熱が出て、頭が痛く、咳が出て、肺炎などの病気に重症化するものもある。それが風邪だ。短期で治ることもあるし、長期化するものもある。体力や気力が失われさえする。
悩みは風邪のようなものだ。ウイルスに侵されて殺されることはないが、人によっては鬱的になり不安症になることもある。まあ悩みで直接死に至ることは少ない。風邪でもそれほどの頻度はない。
風邪も悩みも人の弱い部分につけ込んでくる。その時に気力体力があれば退散するが、あーもうひきそうだ、悩みそうだと思った瞬間に罹患する。
軽いからといって、養生を怠ると重症化するのは悩みも同じである。
重いからといって、つまり事が重大だからといって、嘆いてばかりではいけない。ちゃんと問題を解決する【養生する】ことで、やがて消失して元気になるものだ。
さて、風邪をひきやすい人がいる。
感覚が鋭いひとに風邪は入り込むと言う人もいる。しかも弱いところに入る。曲がるところ、首、背中、足首手首、に入りやすい。曲がるところが硬いと入りやすい。(完全に自分の思い)
悩みも同じで感受性が強いからスキもできる。その隙間に悩みの素のウイルスが入ってくる。悩みのウイルスは心の中で成長するが、心の温かさで溶けるようになくなることも多い。
元気な時は少々のウイルスが入ってきても、風邪もすぐ治るし、悩みにまで発展することはない。普段からの養生が大事なのだろう。
だけど、一生残る存在もある。悩みもウイルスも同じだ。ヘルペスなどもずっと残っていて体調が悪いとひょこっと顔を出しては痛みを起こさせる。悩みというか心痛なことも一生残る可能性はある。親しい人との別れ、予期しない出来事など。それを24時間思い悩んでいるわけではないが、ことある時にふいに顔を出してくる。
解決できない、つまりどうしようもないことは、そのまま抱えておくしかない。それでいいと思う。ゆっくり他の栄養素に変えていく事だ。
持ち続けても再起できるし再生もできる。
悩みは心に存在するものではなく、頭に存在する。
だから、心が変化していけば、持っていた事が有益(栄養)にもなり得る。
(万事塞翁が馬であると思います)
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