手放すこと。手元に置くこと。
記憶違いが、とても多くて、はたはた困るんですが(笑)
例えば、言った、言わない。
「あの時ちゃんと約束したじゃない」
「そうだったかな、覚えてないよ」
「いや間違いなく言ったし、返事OKだったよ」
「言ってないし、約束した覚えもない」
「あー、もー知らない」
必ず、喧嘩して終わることになります(笑)
このように記憶は曖昧なものです。ところが、記憶ははっきりしていないけれど、その時の場所に行って見たり、人と会ったり、関係する物事を見聞きしたりすると、かなり正確に思い出されることがよくあります。
記憶は定かではないけれど、覚えていないように思えて、実はちゃんと記憶してあるのだと思います。思い起こすことが難しいのです。
例えばパニックになりやすい人は、ある過去の記憶を、場所や時間や人などによって、その時の記憶が無意識に思い起こされてまた不安になりやすいのだと思います。なぜかはわからないけれど、はっきり無意識に何かを覚えているからだと思います。
試験勉強でノートに書き込んでしっかり覚えたのに、いざ試験になって思い出せなく、終わってそのノートの表紙を見た途端思い出すこともあります。
ある人物に会って、過去の記憶が思い出され、ある感情が溢れ出すこともあります。過去の記憶がよみがってくるのでしょうね。
そうして、様々な記憶は普段は忘れられていて、思い出せなかったりするのですが、自分とは違う「モノ」が思い出させてくれるのです。
つまり、記憶を思い出すのは想起装置が必要なのです。反対に思い出したくないなら想起装置をなくしてしまうしかないのです。
覚えておかないといけないことは、想起装置を同時に作って覚えることです。
忘れたいことは、想起装置から離れることです。
そして、人によって想起装置は様々ですから、一概にこれが良いとか悪いとかは断言できません。
次のようなものが、多くの想起装置になります。
写真。記念品。関係した人。場所。大切にする物。
人と決別する時、これらをみな捨ててしまうことがありますが、これもその人物や出来事を思い出したくないからです。
この想起装置というものは、ビジネスにも活かせます。上手に想起装置作って置いておけば、一旦忘れていることを思い起こさせることができます。
そして、人生においても本当に嫌なことを忘れてしまいたいなら、想起装置になるものは手放すことです。それでも思い出してしまいますが、頻度は少なくなり、記憶は薄くなり、記憶違いを起こすようになって、、あっ、まあ、なんでもなかったんだなと思えるようになっていくでしょう。
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