作家さんへの展示勧誘メールに気をつけろ!

2021年版も公開しました。


活動を続けていると誰しもが出くわすあるあるがあります。

「○○様お忙しい中、本メールにお目通していただいていることに大変感謝申しあげます。 この度はご活動につきましてインスタグラムを通して「○○」拝見し、その作品とご活動に大変興味をもった次第であります。 つきましては、弊社主催でロンドンにて開催致します、
【〜〜〜〜▶︎・・○○**^^^^^^---】
に是非、お作品をご出展いただきたいと思いご連絡致しました。 」

と、こんなメール。

自分の作品を見てくれてまさか海外の展示に出展できる!!!???キターーー〜ー!!!!

ってなりますよね。

でも実はこれ、ちょっと慎重にならないといけない、駆け出しの作家さんによくあるパターンなんです。

正直詐欺ではないです。なので線引きが難しいんだけど、この手のパターン、最初はこうして海外の展覧会やアートフェアに参加しませんか?ってゆーめちゃめちゃ嬉しい内容なんだけれど実は何回かメールのやりとりがあった後に

「出展料150,000円お支払いください」

ってゆー、勧誘なんです。出展する気にさせてから後でお金のこと言ってくるので正直悪どいです。

これ、勿論作家本人の渡航費ではなく、作品の郵送料と出展料という名目です。これで実際現地に作品持って言ってなかったら流石に詐欺だけれど流石にそれはないかと。

なのでこうしたメールがきていたとしてもすぐにヌカ喜びするのではなく、ちょっと疑ってみる癖、つけといた方が良いかもしれません。勿論、本当に作品を気に入って仕事に繋がることもあるので要注意。送られたきたギャラリー名や会社名をすぐにググって評判確かめるなどはした方が良いですね。

絵を描くなど、『夢を追いかける系』のことをしているとこうした高額な金額を要求する案件、めちゃめちゃ沢山出会います。

特に『楽して稼げる』系は全て詐欺だと思って良いです。

僕も昔から沢山そうした勧誘受けてきました。

しかし作家がお金払わないといけない案件、必ずしも悪とは言い切れないのも確かにそうで。老舗の貸しギャラリーなんかは個展開催しようとなると10万近くかかりますがそれなりに沢山の人、目の肥えた人が多いのも現実。

今の自分の状態に対してメリットかデメリットなのかを見分けないといけないですね。僕の周りの作家さんでそうしたことがあれば気軽に相談してねー


大阪で絵画制作や美術活動をしつつ、ARTspace&BARアトリエ三月を運営しています。サポート頂いた分は活動費やスペース運営費として使用させて頂きます。全ての人がより良く生きていける為に 美術や表現活動を発信し続けます。