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【古民家店づくり #5】古民家一棟を民泊施設にしたプロから、色々アドバイスをもらいました。

先日の2階店舗スペースを皆で大掃除をした際、1人だけプロが混じっていました(笑)。それが、株式会社Handi House Project の荒木伸哉さん。お世話になっている大先輩です。

梁に登って掃除をする荒木さん。


⚪︎Handi House Projectという設計施工をする集団

「どんな家にしようか」、という妄想から始まって、それをとことん話し合い、共に作業をして、家を作り上げていく、「妄想から打ち上げまで」をコンセプトに、した設計士たちの集まりです。施主さんと一緒に作り上げていくという想いもあるので、施主さんやその子供たちと一緒に、家の壁を塗装したり、パテをしたり、左官したりと、施主さん参加型の設計施工をしています。


ハンディハウスのメンバー(Handi House Projectのサイトより引用)
施主さん参加型はなかなか珍しい(Handi House Project のサイトより引用)

⚪︎古民家集落をそのまま宿泊施設にした「glaminka(グラミンカ)」


荒木さん自身、店舗や住宅のデザイン設計だけでなく、自身で施工をしています。法人や工務店でも、設計士や大工さんは別々で所属しているところは多いですが、設計士(デザイナー)が施工もするというのはなかなか珍しく、かつ施主さん参加型のところは、ほとんど唯一無二だと思います。

荒木さん自身は、「glaminka(グラミンカ)」という兵庫県佐用エリアにある古民家集落を、まるごと宿泊施設にするというプロジェクトで、一棟を丸ごとデザイン・設計・施工しています。

兵庫県佐用エリアの古民家集落。


荒木さんの担当したhandi棟(*1 Glaminkaサイトより引用)
既存梁なども活かしたデザイン(*1)

そんなプロが、古民家の大掃除をするためだけにわざわざ来てくれたのは、本当に有り難いのと、随分オーバースペックだなとも思いつつ感謝しかないです(笑)。


声をかけたら「行く行くー」と二つ返事してくれた荒木さん(笑)



そんなプロの大先輩が来たのだから、色々質問責めさせてもらいました。照明の位置や、フローリング、構造補強などなど色々あるのですが、直近では「既存の土壁をどうするか」という点。


竹小舞も見えている既存の土壁。

⚪︎既存の土壁の上から、さらに左官する。

結論を言いますと、「シーラーを塗ってから、下地材を左官して仕上げる」ということになりました。大掃除後、埃っぽさが嘘のように無くなったのですが、それでも土壁は土壁。既存のままだと、劣化もあるのでポロポロと土は落ちてきます。

そこで、シーラーを塗って土が落ちないように固めて、その後新しく上に左官する。最も安価で、施工もしやすい方法です。

「新しく内側に壁を作って、そこを仕上げる」など他にも色々方法はあるのですが、私自身の持ち家ではなくあくまで賃貸ということもあり、今回は安価で仕上がるこの方法を選択したいと思います。

荒木さん、色々とありがとうございました!

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