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おならと初恋(140字小説)

かつて僕は、おならを自由に操ることができた。音、匂い、頃合い、全て自在だ。ある昼休み、僕がビートルズのイエスタデイをおならで演奏していると、隣のクラスの梨乃ちゃんが見に来ていた。僕は梨乃ちゃんのことが好きだった。その日以来、僕はおならを操ることができなくなった。そう、僕の初恋だ。

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