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靴靴靴(140字小説)

街で気になる靴を見かけた。立ち止まり足を向けようとするのだが、意思に反して足は先へと進んでいく。しかもペースが上がった。「待てって」僕がそういうと「やだ」と靴はいう。「来年まで買わないって約束した」「見るくらい、、、」「絶対にやだ」これさえなければ本当履きやすくていい靴なのだが。

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