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自宅でひと手間レシピ4 タケノコのサムギョプサル

生野菜を食べると、自分の中で何かが濾過されたような感覚になる。いろいろ不安や不満が多いこの頃、ちょっとだけ気持ちをリセットしたいときには有効な食材だと思う。栄養価のことはさておき。

なかなか時局を鑑みるに、毎日足繁くスーパーをチェックというわけにもいかないので、数日に一回の買い出しのときには何か、できれば旬で、生でかじれる野菜なぞ買って帰りたいと思ったりする。

そしてサンチュが安かった。

サンチュって、スーパーで買うとどうしても割高感が拭えない野菜のひとつだと思う。10枚で100円とかって高くないですか? それが昨日、たまたま近所のスーパーで半額になっていたのを発見。いそいそと2パックGET。そこへ持ってきて、申し合わせたように豚バラブロック(スペイン産)、キムチ(中国産)がそれぞれ安かったので、これはもはや神様がオレにサムギョプサルを作れと仰せに違いない、とレジへ急いだ。こういうふうに安い食材をパズルのように組み合わせて考えを巡らせ、ひとつの料理が思い浮かんだとき、ちょっと快感。オレやったった、と誇らしげになる。

サムギョプサルのいいところは、楽で簡単、ボリューミー、肉めっちゃ食べてるのにノーギルティ、罪悪感がないところだと思う。

そして今回、アレンジとして、この季節どちらのご家庭にもありがち&つい余らせがちな食材「タケノコ」を具材に加えてみた。案外違和感なく馴染んだのでオススメする次第。

材料は以下のとおり。

・豚バラブロック・・・200g〜なるべくいっぱい(食べきれる分量)
・サンチュ・・・ひとり10枚見当(サニーレタスでも可)
・エゴマの葉・・・あれば最高、なければ我慢。なかった。
・タケノコ・・・水煮を済ませたもの、小一本
・キムチ、コチュジャン・・・適量
・ニンニク・・・1〜5片
・ごま油・・・たっぷり
・めんつゆ(濃縮)・・・適宜

毎回こうしてレシピっぽいものを表にして掲出しようとするたびに脳がフリーズする。料理研究家の人はきっちり分量出しててさすがプロっていうか、ほんとうにすごいと思う。だいたいでわかるやろ、って適当にしてしまう。たぶん今後もこの悪癖は治らないと思うのであまり真剣に参考にしないでください。

作り方は以下のとおり。

1)豚バラは5ミリ厚程度にスライスし、軽く塩をして30分ほど置く。ニンニクは輪切りに。サンチュやエゴマなどの葉っぱは洗って水気を切る。

サムギョプサル03

2)フライパンにごま油を熱し、輪切りにしたニンニクの香りを移しながら、豚バラを両面カリッとなるまで焼く。わりと強気に焼き目をつけた方がおいしいです。

サムギョプサル06

3)タケノコは食べやすい大きさ&薄さに切り、フライパンで両面焼き目をつけながら焼き、最後に濃縮めんつゆを回しかけてからめる。味付けはお好みの濃さに。後々サンチュに巻くので、少し濃い目でもだいじょうぶ。

サムギョプサル01

3)もうほぼ出来上がり。お肉、キムチ、コチュジャン、タケノコを葉っぱに適量載せて巻き、フガガーっと鼻息荒くむさぼり食らうだけ。

なんでしょうかしら。このワイルドさとヘルシーさの驚くべき共存ぶりは。こってり油ぎった豚、コクのあるごま油の香り、そしてコチュジャンのパンチをキムチの酸味とサンチュの爽やかさが中和して、気がつけば10枚ぐらいペロリと平らげてしまう。サンチュの代わりにエゴマの葉を用いると、より本格的な味わいになること請け合い。

豚肉、タケノコ、キムチ、サンチュとさまざまな食感が口の中でにぎやかに入り混じる感じも、ストレス発散できて楽しい。

ホップレで焼き焼き食べると家族の団らんにもつながると思うので、お試しあれ! マシッソヨ!

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