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Cheap Chicにお遍路旅 ~カブでお遍路2022秋~ ④宿泊Tips

カブに乗って四国お遍路、実にチープ・シックでおススメです。

1.       概観
2.       参拝Tips
3.       カブ移動Tips
4.       宿泊Tips ☜今ここ!
5.       食事/観光Tips
6.       おまけ

お宿はお遍路するにあたって重要な要素だと思います。一番大きな出費になることはもとより、宿坊、ホテル、民宿、ゲストハウス(、野宿)と、スタイルも其々で、疲労度、地域、気分に合わせて選択できます。お寺で説教を頂くのもよいですが、私の場合は民宿の女将さんに頂いた説教が最もありがたかったです(笑)。
それでは、宿泊編の始まり始まり。

<FACT:私のしたこと>

  • 宿泊に要した費用の細目は以下の通り。

平均は素泊りで4,000円、2食付きで6,000円ほど。
  • 基本は素泊り個室利用でした。小生、イビキをかくのが心配で、ドミトリーでは周りの方に迷惑をかけやしないか、となるべく個室を選択しました。宿が一緒になった女子曰く、”お父さんみたいにイビキかいてるなぁ、位にしか思わないし、そんなの気にする人はドミに泊まりませんよ”、と。確かに。Anyhow、やっぱり個室の方が周りに気を使うことがないので気が楽です。個室でもドミトリー利用でも、食事をする際に談話室を使うようにすれば、他の宿泊者や宿主の方とのコミュニケーションは積極的に取れました。

  • 周囲に飲食店やスーパーがなさそうなエリアでは2食付きの民宿を利用しました。当たり前ですが、2食付きでお願いすると、食事の心配をしなくて済むのですごく楽です。提供される食事も、家庭的で、ボリューム満点!!食事は毎度、宿主の方とお話ししながらでした。たくさん情報提供してくださるのと、話をたくさん聞いてくださるので、こちらも道中考えていることをブラシュアップするよい機会になりました。一点気を付けないといけないのは、歩きや自転車以外で歩みを進めている方は、民宿の2食付きは確実に太る、と思います(笑)。絶対にご飯のおかわりを勧められます。

朝食の一例@民宿
  • お寺の宿坊にも泊まってみたかったのですが、道中で教えてもらったおススメの宿坊と移動計画がうまくかみ合わなかった為、結果として利用できませんでした。お勤めや精進料理など、とても魅力的なので、ちょっと残念でした。比較的相場は高くなります、2食付きで7,000~9,000円くらいかな。

  • 宿の予約は、前日の夜、もしくは当日の昼前に電話で行いました。当日のお昼くらいにならないと、その日のゴールがなかなか見定められないんですねぇ。無理な工程は組みませんが、例えば午前中が思いのほかスムースに進み、せっかくだから今日はこの辺りまで行ってみるかぁ、といったことが良くありました。宿探しは、主にGoogle Mapでの検索、みんなのへんろ(宿)というデータベースを活用しました。

Google Map:"民宿"や"ゲストハウス"で検索すると、沢山宿が出てきます。
みんなのへんろ(宿):お寺毎に周辺宿を検索できるので便利、4,000円以下というスクリーニング条件も設定できます。
萩森リスト:道中で教えていただいたリスト。徳島と高知の(いい)お宿がリストアップされており、参考にしました。同様のリストは、Webで調べると結構出てきます。ゲストハウスや民宿で、お宿リストを提供していただいたこともありました。
Booking.com:市街地のホテルやゲストハウスを調べるには便利。ど田舎のお宿はまず引っかからない。ステータスによっては割引もある。キャンセルポリシーがしっかりしているので、お遍路さんにとっては柔軟性に欠けるやも。

  • 宿につき、風呂、(洗濯、)食事、雑談、翌日の準備なんぞしてたらあっという間に夜になります。疲れているのですぐ寝てしまいます。寝る前に読もうと、普段と違う物を読もうと文庫本(横尾忠則の”インドへ”)を持参していましたが、全く読み進められませんでした。なお、15~16時にチェックイン、21~22時に就寝、5~6時に起床、6~7時に出発というパターンが多かったです。お寺の参拝時間が7~17時なので、それに合わせて、という感じになります。テレビは殆ど見ないし、スマホも翌日の計画に使うくらいで、ダラダラと眺めているということはなかったです。

  • ホテルと違って、民宿風呂がでかい!とても気持ちよく、疲れをいやせました。普段と違って、お風呂洗いも小生のお勤めではなく、タイミングを見計らってお湯をためていただけるのも最高です。ゲストハウスはシャワーの事が多いですが、近くの温泉や銭湯を紹介してもらえることもありました。

  • 素泊りの際の食事は、スーパー、コンビニでの調達が基本でした。民宿では電子レンジが利用できたり、お湯やお茶も提供してくれたりで、冷たいご飯を食べるということがなかったです。朝食は、近所や道中で朝早くからやってるお店を教えてもらったりもしました。特筆すべきは、ゲストハウスでの内食。どこもキッチンが使わせてもらえて、簡単な調理ができます。食器類も提供してもらえます。あとは、食事なしのはずが、、、お接待と称して、あれやこれや準備してくれるお宿も。。。ありがたやー、です。

Before@ゲストハウスでの夕食
Afterその1@ゲストハウスでの夕食
Afterその2@ゲストハウスでの夕食
懐かしの、飛竜生ら~めん♪、ぼっけえ旨ぇ!(これは生じゃないけど)
  • タオルバスタオルは無料で使えるところが多かったです。私は薄手のタオルを4枚持参しましたが、実際のところは2枚で十分でした。荷物をセーブするなら1枚でもなんとかなります。タオルは雨天時や温泉利用時にも活躍します。あと、民宿とゲストハウスはどこも洗濯機乾燥機が利用できました。有料のところもあれば無料のところもあります。洗剤もお宿で準備してくれてます。私は3日に1回位の頻度で洗濯してました。

<OPINION:私の感じたこと>

  • 12泊、どこのお宿もいいお宿で、泊まったことを残念に思ったお宿はありません。特に印象に残っていて、もしやまたお遍路に行くことになったら是非お世話になりたいと思う民宿とゲストハウスを其々一件だけ紹介させていただきます。

☝宿主はいい親父さん。昔、仕事でお世話になったPMにそっくりで。。。お遍路の世界遺産登録に向けて頑張っておられます。山で拾ったという恥ずかしがりの飼い犬くんも可愛い。

☝素朴な宿主さん。ご自宅と同一建物故に家族の温もり(騒ぎも)が
若干伝わってくる感じも心地よい。ゲストハウスにしては珍しく、湯船があって最高。お宿検索時、その外観にビビっときました、栄福寺の住職ご自宅に通じるものを感じました。

  • 民宿やゲストハウスの印象は、設備、環境、宿主や女将さんはもとより、一緒になった他の宿泊者にも多分に影響されると思います。食堂や談話室での会話が一番の魅力だと私は思います。色んな方と宿で一緒になりました。本当に色んなBackgroundや考えをお持ちの方がいます。その方と意見が合う合わないは時の運みたいなところがありますが、一期一会で大切にしたい機会だと思います。合わない人に無理に合わせる必要は無いですけどね、不快に感じるようなことがあれば自分の寝床に戻ればよいだけです。

  • 宿の予約について、素泊りではあまり問題ありませんが、食事を準備してもらう場合は、遅くとも当日の正午には予約の連絡したいですね。もちろんキャンセルする場合も、お昼には連絡しておかないと、お宿で食材を調達されたりするので、大変迷惑になります。あと、食事が充実している等で人気のお宿は、前日に連絡しても予約でいっぱい、ということが何度かありました。まぁ、これはしょうがないですね。因みに、新型コ〇ナが落ち着いていた状況ではありましたが、以前の様にお遍路さんが戻ってきているわけではないようで、お宿は空いてました。ただし、週末は要注意です。区切り打ちをされる方が増えるので、多少予約が取りにくい状況にはなります。

  • お宿の候補は、前日までに複数ピックアップしておくとよいです。明日は、ここら辺位までは行くだろう、もしかしたらこの辺までは行くかも、というエリアのお宿や、道中薦められたお宿などを候補としてGoogle Mapに保存しておくと便利です。私の場合、お寺は旗マーク→参拝が済んだらハートマーク、お宿や飲食店など関心のあるポイントは星マーク、ガソリンスタンドや100均など、計画的に立ち寄る場所はスーツケースマークにして管理してました。こんなことしなくても、カブ移動なら行き当たりばったりで何とかなるとは思いますが。

Google Mapは星とハートだらけに。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
次回
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