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全曲シャッフル再生して1秒もスキップしない、そんな日々。
お気に入りに囲まれて生きていたい。
自分の中だけの小さなマイルールをたくさん決めて、忠実に守って行動する。
不快を味わうことなく、穏やかに生きていたいのだ。
着るもの、食べるもの、観るもの、聴くもの、読むもの、そのすべてが自分にしっくりくるもので構成されていたら、かなり満足感は高まる。そしてその自分で創り上げた満足感が、幸せという状態へと繋がっていく。
無限ではないけれど、数えようとするとキリがないこの世の中のカタチあるものたち。その無数のモノたちから、自分が好きだと感じるモノをひとつひとつ確かめて、集めていくのだ。
時には失敗もするだろう。口に入れた後に好みに合わないと知り、息を止めて飲み込むことだってある。触ってみたら熱すぎて、指先がぼろぼろになってしまうモノだってあるだろう。
その失敗を経験して、自分に合うものがわかっていく。自分の傾向を知る。
だんだん”好き”を集めるのも上手くなっていく。自分の好みがわかり、苦手そうなモノを避けるスキルを身につける。どんどんお気に入りが増えていく。
けれど、生きている限りこのコレクションに完成はない。
生きているとつぎからつぎへと情報が入ってくる。時間の経過とともに人は生まれ変わり続ける。
新しいモノに興味を示そうが、古いモノを変わらずに愛していようが、生きているだけで時間を消費し、変化を与えられている。その変化が良しとするか、悪しとするか、それは人それぞれ違う。
変わりたくない人からすれば、変化は『悪』であり、『恐怖』であり、『不要物』だ。
変化を望む人からすればそれは、『希望』であり、『喜び』あり、『お宝』である。
変化を受け入れることは、時間の経過を自覚すること。あえて変化を望まなくとも、受け入れるだけで十分得れるものはあるだろう。
そして時を刻むことをやめたそのとき、それが完成のとき。
最期に集まった大切なモノたちを眺めて穏やかな気持ちになれたなら、それが最高のコレクション。
そんな思いを最期にするために、人生をかけて最高のプレイリストを創っていくのだ。
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