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転ばぬ先の杖

親と子の関係について

子育て中の家庭においてもっとも悪さをするものがあります
それは「不安」。特に「親の不安」です。

こどもが将来ひとり立ちできないと(親が)不安だから
「勉強しなさい」
こどもがおかしな方向にいってしまうと不安だから
厳しく叱りつける
経済面など生活が不安だからこどもに辛くあたってしまう

この「不安」に縛り付けられてしまうと
こどもは伸び伸びと自分を表現してくれなくなります

そもそも人類は「不安」という感情があるから
ここまで繁栄してきたので必要な感情です

「不安」がなければ危険なことにも飛び込んでしまうし
「不安」がなければ将来に備えて準備をすることなどしなかったでしょう

しかし
「不安」を必要以上に感じてしまうと
何事も先回りをして考え
「不安」を増幅させてしまっているかもしれません

子育てをするときに
親はこどもに「転ばぬ先の杖」を持たせようとします

転ばないように、失敗しないように、、、

しかし、

いったい何本の杖を持たせたら、
こどもは世の中を渡っていくことができるのでしょうか?


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たくさんの杖があったら、かえって邪魔で歩けないかもしれない
それよりは何もないところを思い切って歩かせてみたら
杖なんて必要ないということに気づくかもしれない
どのようにしたら安全に渡っていけるかと知恵をつけていくかもしれない

危ないからああしなさい、こうしなさいは

あなたのことを信頼していません

と伝えていることとイコールです。

ジャンポルスキーという精神科医の著作『愛と怖れ』から言葉を借りると
「感情には愛を怖れしかない」

教育にもそのことは言えて
どこで効いたのかは忘れましたが

教育には2種類ある。
愛の教育と、力の教育だ。


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同じひとつの物事でも、愛の方向から見るか、怖れの方向から見るかで
こどもたちに与える影響は天と地ほどの差があります

「きっとあなたならできるよ」と見守るのか
「(こうなったらどうしようという不安から)どうせできないんだから言うこと聞きさない」と強制するのか

子育てはコントロールしようとするものではありません。
(てかできるわけないだろw)
こどもはあなたのために生きているのではありません。
自分の人生を生きるために生まれてきたはずです

親からの負のエネルギー(不安)を押し付けて
こどもたちの可能性や未来を奪わないでください

あなたが持たせようとしているその杖
本当にこどもは必要ですかね?

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