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刺激のレベルを考える#1

結構難しいレッスンを現在進行形でおこなっておりまして。
私を含めたご家族以外の人の姿が見える・声がする・気配がする・足音がすると、場所はどこであろうと激しくパニックになるので直接、飼い主さんに現場でご指導することができず。

スマホでやり取りしながら少しづつレッスンを重ねて、ついに一緒に散歩の同行することができるようになりました。(それまでは散歩そのものもできなかった)

そこまでたどり着けたのも、飼い主様が根気強く時間をかけてくださったおかげです。
ではなぜ時間がかかったのか?

それは「そのイヌがクリアできる刺激のレベル」を調整しながら、少しづつ刺激レベルを上げていくことに時間がかかったからです。
激しくパニックになるような状況では、こちらが意図している学習は進まない。
望ましい行動は、押し付けで学習されるものではなく
「そのイヌが選択できるように」設計していくことが求められます。

ならばそのイヌが選択できる「環境(状況)」を作らなければ、何も始まりません。そのためには何をどのように設計していくのか?
今回は「刺激のレベルとは?」という基本的な部分のお話を書いていきます。



刺激のレベルの種類について

まずはこちらのスライドをご覧ください。

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