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デミアン ヘルマン・ヘッセをもう一度

娘の小学校の通学で、まだ小学一年生になったばかりのため、一人で通学はまだ危ないので、その間の時間を読書にあてられるようになった。

久しぶりに、ヘッセのデミアンを読んだ。

なんだかんだで、人生の節目で、3回くらい読んでいる愛読書だ。

一度目は、2005年 新卒から働いていた会社をやめたとき。
人生の迷いがあり、ヒッピーたちが当時、心のバイブルと謳ったこの小説を読んだのが最初だった。
一発屋で、有名なバンド
ステッペンウルフ(荒野のおおかみ) 曲 ワイルドでいこう。も、ヘッセの小説のタイトルをバンド名で使ったそう。
そのくらい、当時の悩める若者たちの心のバイブルなのだ。

2006年、ヘッセ好きなヒッピーたちに会いにサンフランシスコへ、単身渡航。

デミアンという名前のグラマー(文法)の先生に出会う。
聞くと両親(かつてヒッピー)がヘッセ好きで、この名前にしたそう。

サンフランシスコのゴールデンゲートパークで、むちゃくちゃスケボーが上手い少年と出会い、遊びに行ったら、ヘルマン・ヘッセの全小説が、本棚にずらりと並んでいた。

二度目は、2007年。
ヘッセのような、美しい心の人たちにあいたくて、ドイツ渡航を決意。

2008年、
ヘルマン・ヘッセをドイツ語で!を目標に
ドイツ ベルリンへ渡航。

語学学校の裏で働くインドに何度もいったことのある、悟りを開いたようなドイツ人おじさんの家がシェアハウスになり、いったらやっぱりヘッセ全集がずらりと本棚に並んでいた笑

このおじさんが面白かったので、ドイツ渡航期のコラムはこちらにまとめてあります↓


デミアンは、目に見えない額の印があるもの同士が引かれ会い、共に人生を豊かにしようと生きていく姿が美しく描かれ、深く感動した。

昔読んでわからなかった場面も、50歳を目前にして、なんだかわかったような気がした。

また、時がきたら、読みたくなるシリーズの一つだ。

次はヘッセのシッダールタを読み始めました。

画像は、ヘッセが描いた絵

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