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これは本当に突発的だったのか。

どんなに完璧なスケジュールを作っても想定外のことは起こる。それが嫌だから、そもそも計画なんて作らないという方もいるが、1人で生きているわけではないので、そこは仕方がない。経営者や上司、取引先から新しい仕事の依頼は日々やってくる。

いわゆる割り込み仕事だ。

これを想定していないと、その日の予定がずれて残業になったり、今日やろうとしていた仕事が翌日持ち越しになってしまう。

これを防ぐためには「バッファ」「予測」

あらかじめ予定にバッファ(余白)を入れておく。スキマ無くスケジューリングするのではなく、あえて少しだけ空白を入れておく。30分~1時間くらいでも突発的な仕事を吸収してくれる。


予測も大事。それは本当に予測できない突発的なことだったのだろうか。

例えば、警察官だったら、事件が起きたら現場に急行する非常事態に緊急対応するのが仕事で、これは突発的なことではない。

「会議の後には仕事が増える」

これはたぶん突発的なことではない。これまでの経験から予測できることなので、会議の後にバッファを入れておくことで処理できるはずだ。

メールの返信はどうだろう。

ほとんどの場合は予測しにくいはず。電話と同じように突発的にメールが届く。ただ、電話と違うのは、すぐ対応(返信)する必要があるのかを
選択できること。

多くの場合は最優先ではないはずだと思うのだが、集中していた仕事を横に置き、条件反射のようにメールを優先してしまう。簡単に終わるからね。

でも、(おそらく)ほとんどは翌日以降で良いのですよ。

僕の場合、講演の依頼であれば、日程だけ確認してすぐに返信する。これは最優先。なぜなら、先方の仕事が止まるのと、返信が遅れることで別の講師を探されるリスクがあるから。

だけど、その他のメールは原則として(大きな声では言えないけど)あえて翌日以降に返信している。その日に返信する必要があればバッファを使う。

いつも早く返信していると、仕事が早い人と認識されて依頼が増えることもあるだろうが、逆に、少しでも遅れることで不満につながる。

相手のハードルを下げておくということは、実は間接的に働き方改革にもつながる。少なくとも、メールが届いたら無条件ですぐに返信するのは辞めた方が良いと僕は思っている。

いずれにしても、頻繁に残業につながったり、ペースを乱された仕事が本当に突発的だったのかどうかを検証する必要があるのだ。

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