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全てが見える位置に移動せよ

僕は野球のアンパイア(審判)をしている。アマチュア野球1級公認審判員なので、全国大会でもジャッジができる。

始めてもう14年ぐらいになるが、正確な判定に向けての鉄則は止まって判定すること、そして少しでも良い位置を確保すること。

この「位置」はとても重要で、全体が見える位置ということだ。

球審の場合は、投手の動作の全てとベースの外角(外側)まで見えている位置が基本。ボーク(反則投球)を見なければならないし、ベースが見えていないのにストライクは判定できない。

塁審でも、全体(ボール、ベース、ランナー)が見えている状態に位置して状況を把握し、判定時に適切な位置に移動する。


時間の使い方にも同じことが言える。


抱えているタスクが、付箋やノート、手帳などに散らかっていると全体が見えないので、優先順位を適切に判断できない。


僕の場合、定期的にA4用紙に書き出す作業をしている。全てのタスクはその紙を見ればわかる。付箋は使うが、それも一旦A4用紙に貼り付ける。


全体を俯瞰した上で優先順位を判断し、そこから今週の重点タスクを抜いて手帳に移行する。


全体が見えているからこそ、最も重要なことが判断できるわけだ。


もちろん、自分で判断することに慣れていないと優先順位を間違えてしまう時もあるが、日々の振り返りを実行していくことで確実に改善されていく。


振り返りの際に重要なポイントは「うまくできたかどうか」よりも「決めた行動ができたかどうか」


できなかったのであれば必ず原因(理由)がある。

そこを改善し続けることで成長していけるはず。


いずれにしても、全てが見えていないと大切なことを決められないということだ。






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