日赤医療センターでの出産レポ
今回は第三子を産んだ日赤医療センターでの、お産から退院までの出産レポを書きます。上の子たちは別の病院で産んだので、そちらの比較も含んで。どの病院でお産をするか、選ぶ基準の一つになってくれれば幸いです。
妊婦検診
コロナの影響で36週まで4週間おきにしていることもあり、空いています。コロナ前は待ち時間が長かったらしいのですが、今は全く待たないし、予約も取りやすくなっているので、検診自体はスムーズです。
あと、お会計にクレジットカードが使えるのが嬉しい。助成券を使っても費用かさみますもんね。
陣痛が始まったら
初産の方は5分間隔、経産婦の方は10分間隔になったら病院に行きます。これは他の病院と一緒。
ここは自然なお産を試みている病院なだけあって、第一子で帝王切開をしていても第二子を自然分娩で産ませてくれる、貴重な病院なんですね。第二子こそ自然分娩で産みたいと思って日赤を選んだというお母さん達もいました。私は第一子も第二子も自然分娩だったので、第三子も自然分娩になりました。
お産〜分娩室〜
第一子と第二子は別の病院で産んだのですが、もうダントツでここでの出産が素晴らしかったです。
まず分娩室がいかにも手術室という感じではなくて、高級なアロママッサージのお店のようなラグジュアリーな個室。アロマを焚いてくれたり、ヒーリングミュージックのようなものもかけてくれます。バランスボールもありました。
お産〜助産師さん〜
何よりも、助産師さんの質が一流です。お産が終わるまで専任の助産師さんがずっと付き添ってくれます。他の病院だと、"ちょっとこれからは夜間の助産師さんに変わりますね〜"みたいな感じで、シフトで動いてるなぁと思っていたこともあったんですが、ここはずっと一人の助産師さんと、研修の学生さんが付き添ってくれました。
腰をさするのも、呼吸法を教えることもとても上手。息を吸って吐いてを繰り返しているうちに、自然と生まれてきてくれました。こんなに痛くなかったお産は初めてだったんじゃないかな。いよいよ生まれるという時に立ち会ってくれた看護師さんや女医さんに、"痛かったらもっと叫んでいいんですよ?"と不思議がられました。
ただ私がこの日は胃腸炎にかかっており、吐きながら、熱を39°出しながらの出産になりました。前日は長男のおねしょ、2日前は長男の胃腸炎にてほぼ2日くらい寝てなかったので、寝不足もひどかったです。お産自体は安産だったんですが、母親のコンディションは最悪でした。とにかく妊婦さんは体調管理気をつけなきゃいけないですね。
お産〜会陰切開〜
上の二人の時は会陰が切れてしまったんですが、今回だけ傷なし。これはもうひとえに助産師さんのスキルのおかげです。一度会陰が切れると、次の出産の時もそこから裂けやすいんですよね。傷がないと出産の後でおしっこ行くたびに痛くならないし、抜糸もないので快適でした。
産後の過ごし方について〜母子同室と母乳育児〜
日赤は母乳育児と母子同室を推奨していることもあり、結構お母さんにとってはハードかもしれません。軍隊、スパルタと名高いです笑。
基本的には母子同室で、シャワーを浴びたいとか売店に行きたいとか、やむを得ない時は預かってくれます。ただ夜に"眠いので"という理由で預けても、2〜3時間で赤ちゃんは母子同室に戻されます。
これはおっぱいを3時間間隔でスムーズに授乳できるようにしていくためという大義名分があるんですが……産後疲れた身体には、きついです。
余談ですが私の話。産前は"母乳でいいし、母子同室でいいかな〜"なんて呑気に思っていたんですが、前述した寝不足と体調不良のため、助産師さんに"もう無理です!寝たいです!ミルクあげていいんで、預かってください!"と泣きついて預かってもらいました。
赤ちゃんを預けても3時間おきには母子同室に戻されますが、どうしても寝たい場合、裏技?があります。授乳さえ終われば、すぐもう1回預かってください、と言っても預かってもらえるんです。助産師さんによってはちょっと嫌な顔されますが笑。なので、そういうことが頼めるお母さんはいいのかも。産後はとにかく休みたいですもんね。
助産師さんたちの母乳育児の指導はかなり熱心なので、母乳で育てたいお母さんはおすすめです。くわえ方の指導や搾乳のやり方など、丁寧に教えてくれます。ただしこっちから聞かないとあんまり答えてくれないので、積極的に質問してください笑。
良かった点〜授乳サロンと眺めとサービス〜
授乳サロンが広々していて、授乳クッションも多く、2個とか3個とか贅沢に使えます。新生児の時って、授乳クッション1つだと高さが足りないんですよね。※写真は授乳サロン
あと立地柄、眺めが綺麗です。ナースステーション前からの眺めはこんな感じ。
他にも毎日足湯をやってくれたり、火曜日と金曜日にからだケアクラスという産後のストレッチ教室も無料でやってくれます。
普通だった点〜食事〜
朝食昼食夕食それぞれに500円ずつかかります。500円かかるの?と疑問に感じたんですが、フルーツとおやつ、飲み物がついているので、まあまあ500円払う価値はあるかなという感じです。
ただ飲み物が圧倒的に足りないので、売店で2 L のペットボトルの水を買うのがおすすめ。ちなみに売店にある2リットルのペットボトルの水と、病棟にの自動販売機にある500ミリリットルの水、値段一緒です笑。
残念だった点〜沐浴〜
残念だったのが、赤ちゃんの沐浴。初産の子は6日目の一回のみ、経産婦の子はしてくれないということです。
まあ自分で濡れタオルで拭いたりすればいいんですが、上の子たちを産んだ病院では毎日沐浴に入れてくれたので……。
まあとにかく妊婦の数が多いので、一人一人見るのが大変なのかもしれないですね。
あと母子同室で禁止されて地味につらかったのが、添い乳と添い寝。赤ちゃんの安全面からしたら当たり前かもしれないんですが、母子同室でこれ禁止されちゃうと少しきつかったです。
退院後
退院後は1〜2週間で母乳外来の予約ができます。これは別途3500円かかります。今はこの状況下なので1000円でオンラインでもやってくれます。
便利だなと思ったのが退院後にちょっとした赤ちゃんのトラブルがあった時に、救急外来で見てもらえます。黄疸が出たり嘔吐が止まらなかったり、新生児って特に不安になることが多いと思うんですが、ここは救急外来で診てくれるし、産んだ病院となると割と診察もスムーズに進みます。お母さんも病院に慣れてるしね。
お産の費用
基本、65万円です。
他に食事代で毎食500円、赤ちゃんのk2シロップ500円、子宮収縮の痛み止めを出してもらって、私は66万円でした。
出産一時金42万円と渋谷区のハッピーマザー10万円を合わせて実質足が出たのは16万円です。直接支払制度が使えるので、実際の支払いは26万円でした。ハッピーマザーの10万円は後日振込なので。
ただ、これは大部屋の料金です。個室だと、一番安い部屋で1日あたりプラス2万円。2万円の部屋が空いてなかったら3万円、といった形で料金が上がっていきます。
今回はお金をケチって大部屋にしたのですが笑、寝たいけど他の隣の赤ちゃんが泣いてて寝れない日があったので、個室取ればよかったな……と正直思いました。でも2万円は高いよね。