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ほぼ平日(投稿方針 2020年8月6日版)

2020年6月30日から、noteに平日の投稿を続けています。

土日祝を除く平日に1日1回は投稿します、と宣言して始めるやり方もありました。でも、どこまで続くか自分でも分からなかったので、1ヶ月ちょっと続いた今、理由と経緯を書き残しておきます。

【キッカケ】
故・瀧本哲史氏の『2020年6月30日にまたここで会おう』(星海社新書)。2012年6月30日に東京大学の伊藤謝恩ホールで行われた講義を、故人を偲んで書籍化したものです。

エンジェル投資家であり、作家でもあった瀧本哲史さんの著書は『ミライの授業』(講談社)を含めて何冊か読んでいました。お会いしたことはありませんが、熱量・能力・実績ともに素晴らしい方だと思います。同い年ではないけれど私と年代も近い。にもかかわらず、まだ40代なのに・・2019年8月に病没されました。こんなにも卓越した人物がこの世を去り、せめてフツーに生きられたら・・と願っていた私がまだ生きている。
瀧本さんの力量には遠く及びませんが、生きてりゃ何かできるはず。勝手ながら2020年6月30日を区切りにして、平日投稿を始めました。

【なぜ note なのか?】
2014年1月には、note のアカウントだけ作っていました(姉妹サイト cakes の有料登録は2014年4月から)。読者として愛用していたものの、初投稿となると2017年1月。熱心なクリエイターではなかったですね。
note のユーザー数はここ2年足らずで大きく伸びています。マーケティング的に考えると、連日投稿を始めても埋もれてしまいそう。タイミングとして2020年6月30日は遅いのかもしれません。
(かつて2年8ヶ月ほどですが、マーケティングでメシを食っていた時期がありました。今のようにスマートフォンが普及する前の時代です・遠い目)

それでも note にしたのは、代表の加藤貞顕さんが描く理想像や、CXOとして加入した深津貴之さんの思想に共感するからです。

あまり頭の良いやり方ではなかったかもしれません。けれど、思想に共感できる場のほうが長く続けられそうだと考えました。
また、他のSNSと比べて治安が良い、少なくとも治安を良くしようとしている点も地味ながら大きかったです。140文字で言い争いをする時間は建設的ではありません、人生の持ち時間は限られていますからね。

【なぜ平日投稿なのか】
平日どころか毎日書き続けているスゴイ人の筆頭と言えば、糸井重里さんでしょう。ほぼ日刊イトイ新聞は、1998年6月6日創刊以来、ほぼ日刊と言いつつ1日も休まず更新を続けています。代表である糸井重里さんは巻頭エッセイ『今日のダーリン』を22年以上!毎日更新中。
たとえば2020年8月5日の『今日のダーリン』は、およそ37行、946文字。この分量を20年以上、毎日書き続けるとなると目まいがしてきます。

平日に更新しているスゴイ人で思い浮かぶのは、ライターの古賀史健さん。ベストセラー『嫌われる勇気』、ロングセラー『20歳の自分に受けさせたい文章講義』など、優れた著作は数知れず。
土日祝はメリハリをつけて、愛犬ぺだる君と過ごしておられるのかもしれませんね。

また、コンテンツプロデューサーの末吉宏臣さんは「定期的に作品を生み出し続ける姿勢は、才能やスキルを凌駕します」という意味のことを書いておられました。

とはいえ、私には毎日更新する自信がありません。今の仕事は土日祝がフル出勤でむしろ忙しく、平日に不定期のお休み。そこで更新のハードルをぐっと下げました。

○平日に投稿(土日祝は投稿をほぼ休む)
○文章、写真、音楽、140字以内のつぶやき、何でもOK

コンテンツの巨人たちに及ばないまでも、これならできるのではないか。
また、予約投稿の機能を使いたかったので、noteプレミアムにも加入してみました。

【平日投稿してみて良かったこと】
私も含め、たいていの人間にとって毎日はそんなにドラマチックではありません。書きたいネタがあり過ぎて困る、という人はあまりいないのでは。
ところが、平日1投稿と決めていると、何かを発信する前提で脳ミソが作動し始めます。書くことでも写真でも「何かないか?」と半ば無意識に探しているんですね。
今回の<ほぼ平日>という投稿にしても、何日も前からいずれ書こうと思っていて、あの人とこの人たちを参考にしたなぁと考えていました。

【今後の展望】
平日投稿を1ヶ月ちょっと続けられたので、次の目標は2020年末まで続けることです。年末年始はどれくらい投稿を休むか、またその時に考えます。

未来像はまだ明確ではありませんが、目指す方向は見えてきました。

これまで鑑賞し考え実践してきたこと、私から世界がどう見えているのか、ひとまず順不同でも発信してみる。自己開示を続けていくうちに、あなたにとっても役立つ部分が浮き彫りになってくるでしょう。
自分が持っている内容で、他人や社会にとっても役立つ部分が分かってくれば、そこに力を集中していけばいい。これは事前に考えるだけでは理解できなくて、やり続けて初めて分かってくるのだと思います。

川の流れにたとえると、これまではダムを造り水をせき止め、水質を改善してきたようなもの。願わくば必要とされるところへ水道を通し、良質な水をお届けしていきたいものです。

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