自分の喜びが誰かの幸せに♡ ケア帽子とタッピングタッチと祖母のお話


ヘアドネーションの事は、かなり昔から知っていました。
美容院に行くたびに床に、ドサッばさっと落ち、とぐろを巻いている髪の毛。

美容師さんにヘアドネーションのことをお尋ねしてみました。その時は、
「ヘアドネーションは結構大変なんですよ。自分で送るのは大変だから、やってる美容院に行かれるのがいいかと」と言う話で終わってしまった。
(あと、私の髪の毛の長さが、それほど長くはなかったので)


夏休みの自由研究 ヘアドーネーション

それからかなりの年数が経ち、ブログなどでヘアドネーションをしている方の記事を複数拝見するようになり、通い続けていた美容院で数年ぶりにヘアドネーションを話題にしてみた。

「うちの美容院でも出来るようになったんですよ!」

進化している。
素敵だ!

ただ、私は毛量が多く、一定以上髪の毛が伸びると、頭痛と肩こりに悩まされるので、ヘアドネーションできるほど髪の毛を伸ばすことができない。

娘の小学校で、腰まで髪の毛を伸ばしている子がいた。
「〇〇ちゃんはヘアドネーションしているんだよ」

その子の夏休みの自由研究はヘアドーネーションだった。

素敵だ!


今朝、ももりゅうさんのnoteでヘアドネーションとケア帽子の記事を読みました。


にこにこぼたんさんとケア帽子

そしてこちらの記事で、にこにこぼたんさんの記事に出会いました。

現在、抗がん剤治療をされているにこにこぼたんさん

4月の息子さんの入学式、式で着る服装に合う帽子がない。

いっその事 体調が悪くなればいいのに…

と思ってしまった。

でも……

院内にあるがん相談支援センターのことを思い出し、尋ねたそうです。

そこで、ボランティアさんの作ったとっても素敵な帽子をいただいて帰ってきたそうです。

そして、ご自分の帽子をご自分で編み始め、

編んでるときにね思ったの

これって 私がボランティアさんから頂いたみたいに誰かの役に もし少しでも立てるなら
もらってくれる人がいるなら

すごく嬉しいことなんじゃないだろうか

素敵ですね!!!


自分もできる喜び

このお言葉を読ませていただいた時、思い出したことがあります。

災害避難所や病院などで、支援を受け続けることは

「疲れるんです。」

「ありがたい。ありがとう。でも、自分は役に立っていないとしんどくなる。」

「これは、支援を受ける私たちも「ありがとう」と言ってもらえる。

ありがとう。」

これとは?

タッピングタッチのことです。


ゆっくり〜やさしく〜ていねいな相互ケア

ゆっくり〜やさしく〜ていねいに〜
お互いのお背中をトントンするタッピングタッチ。

タッピングタッチは親子でも夫婦でもできるし、病院内でもできるし、心理カウンセリング、学校相談室などでも利用されている。

そしてもう一つ大きいのが、災害時のボランティア支援だ。

東日本大震災の時は、NHKの朝イチやためしてガッテンで紹介され、
避難所の大きな体育館で眠れないかった人たちが、
トントンされているうちに寝てしまったり、
「夜ぐっすり眠れた」と次の日のインタビューで笑顔で報告したり、
老夫婦でお背中をトントンしている姿が印象的だった。



ボランティアを受ける人たちのストレスをご存知ですか?

ボランティアの方が来て下さる事はありがたい。
そしてありがたく感謝の言葉を伝える。
でも現地の人々はそのことに疲弊していく。

タッピングタッチは相互ケアなので、
ボランティアさんがやってあげるだけではなく、
交代でボランティアを受ける人たちにもやってもらう。

それなので今までは支援を受け取ってばかりだったけれど、その場で教えてもらったタッピングタッチをすることで、支援を受け取るだけで何もできないと思っていた自分もここにいながら、「ありがとう」と言ってもらえる。

自分にもできることがあるんだと言うことに喜ばれる。
支援する方される方という矢印が一方向ではない関係

とっても軽いタッチで指の腹で洋服の上から触れるだけなので、
他人に触れること触れられることに抵抗がある人でもやりやすいです。

とっても簡単な方法なので、幼稚園の子からできる。

両手で行うが、片手だけでもできる。

生まれつきの高度の障害などでベッドに寝たままで、指先だけが動く子でも、
タッピングタッチをしてもらった後に、その指を伸ばしてタッピングタッチをしてくれようとする。
人間はだれでも、誰かのために動きたいのである。


三密を避けなければならない状態が、昨年始まりタッピングタッチの活動もストップした。

学校の突然の休校や、いろいろなことが重なり、私たち親子もかなり参ってしまった。

私は協会にお願い、提案をした。

zoomなどを使って、タッピングタッチをみんなでできる機会を作ってほしい。

協会で準備中と言うことで、翌月からスタートしてくれ、今も毎月会員向けのタッピングタッチの時間と、新たに家族向けのタッピングタッチの時間(一般の方もOK、下のサイトをご確認ください)が月一回行われています。

対象者条件が、上記サイトに書いてありますが、子どもが用事があり大人しか出られない場合も参加可能だったりします。問い合わせしてみてください。

支援する方される方という矢印が一方向ではない関係
と、上で災害支援や医療の現場でのことを書きましたが、

これは家族、親子でも同じです。

ママの真似がしたい。

子どもたちは、タッピングタッチ上手ですよー!

ママが緩み「ありがとう」と言ってくれる。

子どもたちもそれはそれは嬉しいこと!


無料開催できるのは

タッピングタッチ子育て家族支援講座

「未来応援キャンペーン」寄付金により、9月以降も無料開催が決定しました!

私のサポート欄をみてみてください♪

noteでいただいたサポートを「未来応援キャンペーン」に寄付させていただきました。ありがとうございました。

引き続き寄付を募っています。

熊本災害支援なども寄付で実現できたそうです。

グッズ購入も助けになります。


相互ケアとセルフケア

タッピングタッチはセルフケアもできます。

学校などの相談室で生徒の身体に触れてはいけないところも多いそうで、そういう時は一緒にセルフケアをするそうです。

また今回の三密を避ける状況では相互ケアは難しく、セルフケアをする場面が多くなりました。

そこでセルフケアの新しいバージョンもできました。(猫の足ふみバージョン、かわいくて癒される。)

セルフケアは、大人にとっても子どもにとっても役に立ちます。


子どもも自分をケアする方法を知っていると言う事

家族で参加の講座の時、
子どもも自分で自分をケアする方法を知っている事はとても役立つ
と小学生の子どもたちに話してくださいました。

私たち親子は幼稚園の時から家でタッピングタッチをしています。

でも小学生になり、忙しいを言い訳に(そういう時ほど、やるのがおすすめですが)家庭でタッピングタッチをする機会はほとんどなくなっていました。

年齢が上がってくると、家族でも触れ合う事は稀ですね。
でも、タッピングタッチでは思春期になっても触れます。
中学生男子もタッピングタッチの良さを知っているので喜んで触らせてくれるそうです。

娘は小学生高学年になり、それこそ親には言わないことも増えてきているでしょう。自分なりに、お友達の心配などもしています。感染症のことも怖がっています。

子ども達は言葉にできないことを抱えています。

(タッピングタッチは言葉のいらないケアと言われています。
でも逆に顔を見ずに背中をトントンされることで、自然に話してくれることも多いと言われています。)

そんな時、お母さんに「タッピングタッチやって」って言えることも素晴らしいですし、1人の空間でセルフケアすることもとっても役に立つ。

外にいるって緊張する場面、おおっぴらにセルフケアできない時も、机の下で太ももの上をトントンするなどするだけでも落ち着きます。
(会社のデスクでもトイレでも)

私が最初に出会ったインストラクターさんは、歯医者に行くと緊張するので診察台の上で自分のお腹などをトントンすると言っていました。


患者さんも家族も看護師さんも

入院時なども、タッピングタッチに助けられたという声をよく聞きます。

また、患者様ご本人ではなく、ご家族の方にタッピングタッチをしてあげることで、とても良い効果が広がっていきます。

支援者やインストラクターさんはご家族にしてあげる。
そしてご家族がご本人にしてあげる。

夜勤明けの看護師さん同士でして帰るとぐっすり眠れて疲れが取れる。
ヒヤリハットに繋がりそうなことが減るようです。

また、看護・介護のためのお体に触れるのと、相互ケア、一緒にいる時間を過ごすことができるタッピングタッチとでは違うと、おっしゃっています。


タッピングタッチはやってもらうのも気持ちいいですが、やっている時もとても癒されます。(心地のよいリズムなんです。その他にも理由はたくさん。)

ご自分の体にもゆっくり優しく丁寧に触れてみてください。

その他にもタッピングタッチの良いところはあるのですが、またの機会に♪

癒されるだけでなく、和気藹々!や科学的データなどもあります。


自分の好きなことが人に喜ばれる喜び


私の亡くなった祖母は、お裁縫や編み物が得意で好きでした。

ワンピースを縫ってもらったり、セーターを編んでもらっていました。

歳をとってくるとセーターなどは重いし、出来上がりまで時間がかかる。

「靴下はいいのよ。軽いし、いろいろな色を組み合わせて楽しいし。

そしてスモッグエプロンもみんな使ってくれるし、ポケットに今度はなんの刺繍しようかなと楽しい。

そしてこれを施設に持っていくと喜ばれて、また作ってと言われるのがうれしい。」

と言って作り続けていました。

おばあちゃんの編んだルームソックスはとっても丈夫で暖かいです。

安い毛糸は丈夫でよいと言っていました。


にこにこぼたんさん、追記も優しい

にこにこぼたんさんの編んでいらっしゃるケア帽子から祖母のことも思い出しました。ありがとうございました。

にこにこぼたんさんは、ご本人なので、どのような帽子が最適かよく知ってらっしゃいます。

にこにこぼたんさんの帽子に救われる方、重宝される方たくさんいると思います。

追記として、がん相談支援センターについて書いてくださっています。

自分のタイミングで訪れることができる優しい場所が増えているのだなぁ。

と思いました。

https://ganjoho.jp/public/institution/consultation/index.html


感謝と喜びの循環

ももりゅうさん、いつもありがとうございます。

にこにこぼたんさん、初めまして。
コメント欄では、素敵なお言葉をありがとうございました。
私も、応援しております♪

みなさまもいつもありがとうございます。

喜びの毎日を過ごせますように✨


みんなのフォトギャラリー、にこにこぼたんさんからお借りしました。

たくましい命の写真にたくさん出逢えました。にこにこぼたんさん、ありがとうございます。


#熊本災害支援 #被災地支援 #ボランティア #ボランティア支援 #災害支援

#相互ケア #ボランティア疲れ


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