小学生、中学生、高校生でつくってみた
2021年3月兼題、春の時候の季語「遅日」
同じ意味の季語に「日永」がありますが、
「日永」は、昼の時間が冬に比べて延びてきた
「遅日」は、お日様が傾いていくのが遅くなってきた
で、ニュアンスが違いますね。
本当に冬の間は小学生の帰りましょう♪のチャイムが早く、下校後遊べる時間はほぼありませんでした。
それが、5時、5時半と日が暮れる時間が延びていくのに合わせてチャイムも遅くなります。
公園で遊ぶ子どもたちの声も、響き続けています。
子らの声響き続ける遅日かな
中学校からは、吹奏楽の音色が聞こえてきます。
卒業式で卒業生を送る曲を、入学式で新入生を迎える曲を練習しているようです。
卒業式や入学式は季語なので、季重なりは避けたく、「祝いの」としました。
祝いの合奏練習響く遅日
高校のグラウンドからも、音が聞こえてきます。
夏の大会目指して、白球が見えるかぎり練習し続けています。
高校のグラウンド遅日の白球
どの俳句がお好きですか?
私は、小学生の娘がお友達と、日が延びたのを体いっぱいで喜んで、楽しい声が響き続けている情景を描いた一句目を今、残したいです。
子らの声響き続ける遅日かな
でも、佳作をいただいたのは・・・
祝いの合奏練習響く遅日
5・7・5になっていないこの句でした。
最初、「えっ?3句の中で、これが一番?」と思いました。
でも、こうやってあらためて並べてみると、「なるほど」。
他の二つの句は足りない。「グラウンドと白球」も当たり前だもんな。
前回は1句しか投句しなかったので、比べようがなかったけど、
3句投句して勉強になりました。
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