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海のチカラ~夏休み②~

海が大好きだ。

晴れた日の海を見ると元気が出るし、なんだか自分が浄化されるような気がする。

辛いときや弱っているときは、特に海が見たくなる。

品川やお台場の都心よりの海ももちろんだし、ちょっと足を延ばして、横浜や鎌倉、反対側の幕張なども以前は良く行った。

都心の海はもちろん、神奈川の海と千葉の海は全然違っているし、その日の天候や、自分の気分でも全然違う。

誕生日に鎌倉に行った時の海と、父が亡くなって、忙しい合間をぬって行ったみなとみらいの海と、全然違うのだけれど、私にいつもエネルギーをくれるというのは間違いない。

海には不思議なチカラがあるのだ。

そんなわけで、この暑さで弱った私は、やっぱり海のチカラに頼ることにした。


前回記事で横浜そごう美術館の魔法の美術館にあさイチで行った話を書いたのだけれど、あさイチだったので、その後どうしたかというと、八景島のシーサイドスパに行ってきた。

この日も予報は37度の晴れの日で、どれほど暑いかというのはわかっていたので、最初から昼間は外にいないスケジュールを立てて、シーサイドスパに行くことにしたのだ。


ここははかなりのお気に入りで、電車を乗り継いて1時間半ぐらいかかるのだが、この20年何度行ったかわからない。

神奈川県にあるシーサイドラインという鉄道のその名の通り、八景島という駅にある。

八景島の駅の反対側には有名なシーパラダイスがあり、お風呂からは海が見えないが、館内着をレンタルすると利用できる3階のリラクゼーションルームや2階のレストランからは海が真正面に良く見える。

隣の駅は「海の公園」という名前で、大抵行くときは一駅先まで行って、海の公園を散歩しながら来ることにしている。

海の公園は、海岸の他に、グランドやビーチバレーの設備なども充実していて、週末はよくイベントをやっている。

シーサイドスパという名前と立地も合わせると、すごいのを想像するのだが、実際は、立地がゴージャスなスーパー銭湯である(笑)。


お客さんのほとんどは、すぐそばにある、マンションの住民や釣り船の人で、たまに名前につられて、シーパラダイスと抱き合わせで来たと思われる関西弁の人なども混じるが、本当にまれ。タオルは持参で、館内着も借りないという人が多いので、3階はいつもすいている。

この20年で運営もいろいろと変わっているのだが、全体の雰囲気はほとんど変わっていない。
とってもローカルでとっても平和。

一度だけ秋に来た時に市民マラソンにぶつかり、マラソン後の人で満員になっていたことがあるが、それ以外は夏休みやゴールデンウィークでも、世間ほど混まない。レストランで待ったことは記憶にない。

最近は夕食を食べて帰ることは少ないが、以前は夜までいることも多かったので、夏になるとシーパラダイスの花火を観たりもできた。

海と温泉と空
好きなものがたくさん詰まっている場所の上に、それほど騒がしくない、
海のチカラを満喫できる、とても希少な場所なのだ。

今回はあまりの暑さに、八景島の駅から最短距離でシーサイドスパに入り、遅めのお昼をはさみながら、二回入浴。海をみながら、うとうと昼寝を満喫してすごした。

平日だったので、平日限定ランチを食べて、大満足。ここのレストランは、近くの漁港の海鮮が食べられるので、観光地料理ではなく、おいしいものが食べられる。これも地元に根差しているからだと思う。

夕方元気になって、退館。クレジットカードの機械が不調でやたら時間がかかったため、日がかなり落ちてしまったが、いつもと逆に海の公園口まで一駅分、夕焼けの名残といつも以上の潮の香りを感じながら、海沿いに歩いて駅にむかった。

海を満喫した1日だった。

そうしておまけまであった。

帰りのシーサイドラインでなんと運転席に座ることができた。なかなかない機会である。
全面の視界が完全に開けており、しかも夜のため、道路のライトが暗闇に浮き上がって、SF映画の中に入ったような気分で、ちょっとわくわく。夏休みらしい1日の終りとなった。


海の公園はこちらをどうぞ。



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