紫陽花の小道
昨日飛鳥山公園の紫陽花の小道に行ってきた。
今年はなんでも少し早めなので、もう終わりかなと思ったのだが、ネットで調べてみたら、ちょうど見ごろということで、出かけることにした。
そもそもはおしゃれなカフェのチケットをもらったので、普段でかけない週末の新宿に出たのだけれど、やはり人も多く、落ち着かないので、紫陽花を見に行くことにしたのだった。
ここのところ、自然に触れにでかけるのが多い。彼氏がわりとそういうふうになってきて、私も少し時間に余裕ができたこともあるし、なんとなく、コロナ明けの世の中の影響もあるのかもしれない。
飛鳥山公園は桜の時期に何度か行ったことがあるのだけれど、この時期は初めて。
紫陽花の小道は線路沿い350メートルということだったので、正直あまり期待していなかったのだけれど、見ごろで大きな株が多く、満喫できた。
駅からだと小道の真ん中ぐらいに出るので、半分まずは見た後、ぐるっと坂道を登って、公園内に入る。
飛鳥山公園には短いモノレールがあるぐらい、本当に「山」なので、徒歩で登るのはなかなか大変で、息を切らしながら、やっと上った。
園内は親子連れがたくさんいて、遊具で遊んでおり、春先にカフェがおしゃれにリニューアルしたとのことで、行列になっていた。
テイクアウトのコーナーもあり、おいしそうなケーキが並んでいたが、カフェでケーキの盛り合わせを食べたばかりで、二人とも食べる余地はなく残念だったけれど、並んで入るという選択肢ももともと持っていない。でも、いつか平日のんびりと入ったら気持ちがよいだろうなと思うカフェだった。
飛鳥山公園には渋沢栄一の資料館をはじめとしていくつか博物館があるのだけれど、どこも入らず、転げ落ちそうな階段をそうっと降りて、再び紫陽花の小道へ。
さっき歩いたのと反対側へ向かい、駅へと向かうが、駅が近くなると、小道の反対側にも白い紫陽花らしきものも植えてあった。
のんびりだけれど、紫陽花を堪能した後は、駅の反対側へ。
音無親水公園は今年の桜の時期にも来たのだが、今回はまさに親水公園で子供たちが楽しそう水遊びをしていた。
おいてある石のベンチに座り、しばしぼーっとそれを眺めながら木陰で涼む。
平和な時間。
人なれした鳩が、餌を期待して近くまで来るのを、はらいながら(全然にげない💦)持参のお茶でのどを潤す。
木漏れ日と吹き抜ける風で、じんわりかいた汗が少しずつ引くのをまって、引きあげたのだけれど、平和という言葉がぴったりの午後だった。
王子はなんとなく、昭和な香りがして、お気に入りになりつつある。
私の中には、この時期にはここに行くという場所や、季節を問わず行きたい場所などのリストがあるのだけれど、王子は桜の季節限定から、季節を問わずに昇格である。
宮沢湖のように、王子もマイブームになるかどうかわからないけれど、行きたいところリストが増えるのは楽しいものである。
次はいつ行こうか。
誰と行こうか。
考えると元気になる。
行けるしあわせ、
一緒に行く人が浮かぶしあわせ。
そんなことを思った一日だった。
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