見出し画像

2020年9月27日 旭化成が石炭火力をゼロにする?

こんにちは。ハッピーくんです。

本日はこの記事です。

旭化成、石炭火力ゼロに:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO64294370W0A920C2MM8000/

旭化成は2030年までに工場の電力を賄う自家発電用設備で石炭火力の使用をゼロにするようです。

自社の水力発電所の発電能力の増強などで代替する見込みです。

米アップルなどの有力企業は環境負荷の高い電力で生産した製品を買い控える動きを見せています。

さらに、政府が環境規制を強めるなか、より収益に直結する民間取引が企業に「脱石炭」を迫っているという構造になっています。

旭化成は宮崎県に6カ所ある水力発電所に最新の設備を導入し、26年ごろまでに発電能力を現在に比べ9%高めます。

投資額は数百億円規模になる見通しです。

22年には同県延岡市に液化天然ガス(LNG)火力発電所も設けます。

これにより同県の自社工場向け発電設備のうち、石炭火力は現状の3割程度からゼロになる見込みです。

経済産業省によると、CO2排出量が多く低効率の発電方式の石炭火力発電所は国内に118基あり、このうち約7割(発電能力は約3割)は電力会社以外の鉄鋼や化学メーカーなどの自家発電向けのようです。

事業用の電力を再生可能エネルギーに切り替える動きは他社にも広がっています。

トクヤマは6月に自社工場用の石炭火力の一部廃止。

ユニ・チャームでは9月から九州の工場用の購入電力をすべて再生エネ由来に変更。

積水化学工業も30年度までにグループで購入する電力の全量を再生エネにする。

このような各社の判断を後押しするのが、再生エネを前提とした民間取引の広がりです。

アップルは30年までに全製品の生産段階で排出する温暖化ガスを実質ゼロに抑えることを目指します。

そのため、取引する部品会社などにも使用電力をすべて再生エネに切り替えるよう求めています。

企業が投資家の目を気にしながら、環境問題に取り組んでいく時代が始まりますね!

企業としては、流れには乗り遅れないようにする必要がありそうです。

それでは本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

ハッピーくん

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?