DX実現に必要な新たな開発手法(デザイン思考)?
こんにちは。ハッピーくんです。
本日は日本企業にとって導入する必要があるもののうまく推進できていないDX(デジタルトランスフォーメーション)についてです。
昨今は急速な変化に臨機応変に対応する必要があり、開発においてこれまでの進め方から大きく変化を求められています。
特に、消費者のニーズの移り変わりは早くなっており、変化を柔軟にとらえて急速に対応することが重要になります。
そこで、消費者のニーズを素早くとらえる方法として、「デザイン思考」が取り入れられてきています。
デザイン思考とは?
課題の発見から企画・デザインまでデザイナー的な思考プロセスを取り入れてプロダクトやサービスの検討に適用する、人間中心のイノベーションへのアプローチである。
出展:DX白書2021
要は、デザイナーの思考を取り入れるということです。
それでは、デザイン思考の5つのプロセスを検討してみましょう。
デザイン思考の5つのプロセス
出展:DX白書2021
スタンフォード大学「5 Stages in the Design Thinking Process」
①共感(Empathise)
ただ相手に共感するのではなく、社会情勢や置かれている環境なども踏まえて相手の感情や行動を自分事として理解する必要があります。
②問題定義(Define)
共感した情報からユーザーが抱える真の問題を特定し、意味のある文章で表現する。解決可能な問題を出そうとしてしまうことを防ぐために、ここでは解決方法は考えないようにする。
③創造(Ideate)
定義した問題に対して、とにかく1つでも多くのアイデアを出すことが目的。
④プロトタイプ(Prototype)
問題解決のアイデアについて、具体的な検討を詰めるために、目に見える、体験できる簡易的なプロトタイプをこしらえる。
⑤テスト(Test)
作成したプロトタイプを活用して、ユーザーからのフィードバックを得て、さらにユーザー理解を深める。
重要なのは、これらのステップを踏むことに加えて、以下の5つの心構えが必要になります。
1. 不確実性および曖昧性を受け入れる
2. 深い共感に従う
3. 五感の力を用いる
4. 遊び心を持つことで物事に命を持たせる
5. 複雑性から新たな意味を創造する
出典:Kamil Michlewski, Design Attitude, 2015
アメリカの超大手企業も創業時はこのようなステップを踏んでいたりします。
しかし、デザイン思考自体は誰にでもできることなので、まずは自業務で取り入れていきたいですね。
それでは、本日もお読みいただきありがとうございました。
ハッピーくん
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