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グチ=改善案(「グチ活」会議)

グチを言っちゃいけない。グチをこぼすなんてマイナスだ。
グチをネガティブに捉えていませんか?実際に「あいつはいつもグチをこぼして」といわれる人は、ネガティブな印象を持たれているかもしれません。が、そのグチも視点を変えれば、実は「改善案」。「『グチ活』会議」について綴ってまいります。

安全・安心な場での「グチ」のススメ

個別セッションや社外相談窓口として、個々のお悩みをはじめやはりグチを聴くことも多いものです。もちろん私もグチを言うことは進めていますが、それは他でもなくこの限定的な安全・安心な「場」において語るということを前提にしているからです。守秘義務があり、プライバシーが担保されている時間と空間においての心理的安全性も確保されてはじめて行われます。

ここでいう「グチ」のススメは、職場の人であろうとなかろうと、誰かれ構わず、また場所の問わずにグチをいうこととは明らかに違います。むしろ組織内のことを組織外でグチる場合は、注意が必要ですし、それはあまりオススメはしません。

セッションでは、一通りそれらを吐き出してもらい、中でも根本に関わりそうだというグチ=テーマに対して具体的に深堀りをし、対応について考えていく未来の一歩を踏み出す時間にしています。

「グチ」=「改善策」

今回は、たまにチェックしているYoutube 図書館の「グチ活会議〜社員のホンネをお金に変える技術」から。Youtubu図書館オーナーの金川顕教(かながわ・あきのり)さんの軽快かつ熱のある解説がオススメです。
こちら↓↓↓


ここではずばり、

「グチ」=「改善策」

グチを言う人は、実は単なる厄介者ではなく、そもそも組織に貢献したいとか人に認められたいという欲求を持っており、組織に対してこうしたいという思いのある方であり、グチは理想の裏返し、つまり本音であり本気のパワーがある人だという。

組織にいる以上、納期や締切といったある種の制約のもと働くので、適度な緊張感を伴うものであると。それら制約は人が楽しく仕事ができる上で不可欠だが、その健全な緊張感がグチを生み出してもいるという。

ただ、そのグチは建前ではなくほとんどが本音。本音とは、組織にこうあってほしい、こうしてほしいという理想があってのもの。本心にはやる気のパワーが宿っているので、それを発揮させようというのが「グチ活」会議。

組織構造で言われる2:6:2の法則から
2:やる気のある人
6:普通の人
2:やる気のない人

その6割のどちらでもない人に

「グチ活」会議を通して、考える場を提供し、考える視点を与えれば、よりよい解決策を導き出すことができる。6割の普通の人を全員本気にしていこう

やる気を引き出し生産性をあげていこう!という提案です。

アドバイスより5W1Hの質問を

具体的な「グチ活会議」のススメ方として、グチ=改善案が出された後は、それらを1つずつ改善策を出し合うという流れですが、その際にポイントとなるのが5W1Hの質問。

ここでは人間の脳機能にある「質問されると答える。答えを探そうとする」という習性を活用せよ、とのことです。私たちが使うテクニックのひとつでもありますね。

例えば、不満を出してきたら

「いつからその不満を感じたのか?」
「どんな場面でそれを感じるか?」
「誰の協力を得られると思うか?」
などなど....

またクローズドではなく、オープン・クエスチョンを使ってある特定の限られたものなのか、全体に波及しているものなのか、問題の本質を見極めていきつつ質問を重ねることで解決の糸口が見つかってきます。

また、グチや不満をいった時の質問として返すのが

で?

これは、次に同じようなことば起こったらどう対処するかという思考を前へ、未来へつなげるための質問です。

最強のチームは本音で語れるチーム

結果の出ない組織やチームの多くは、同じ目標を見ておらず、チームの一体感が欠けていることが多いです。

ダニエル・キム マサチューセッツ工科大学教授のいう

関係の質は結果の質に影響する

関係の質、つまり本音を言いあえる関係性がチームの行動を変え、結果が変わってくるというものです。働きやすさや働きがいも、その関係の質を改善し、本音でグチに向き合い改善するためにも、グチ活会議を1ヶ月に1回程度取り入れる。2割の持つ本気のパワーを全体へ波及させるのに期待ができそうです。ぜひ、安心・安全を担保した「グチ会議」採り入れてみてください。

グチ活会議を採り入れたいけれど、一人ではちょっと切り出せそうにない、という方はぜひこちらまで

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