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どうあればハッピーか?〜ゴールを決める〜

「どうあれば◯◯さんにとってハッピーですか?」
「どうしたいたいですか?」
個別セッションはじめ、ある課題を共に解決する時にまず確認することは「ゴールを決める」こと。限られた時間をより有効に使うためにも、ゴールは何かを互いに理解していることは重要なポイントです。「何のためにやってたんだっけ?」と迷子にならぬよう、早い段階で確認できるといいですね。ゴールを決めるについて綴ってまいります。

会話ではなく対話を


複数以上が集まって互いに話し合うことを会話といいますが、似たような言葉に雑談や対話があります。

雑談は、ある距離感のある人とその距離を縮めたり、人間関係を深めるためにする話しです。まとまりがなく、目的もなく、とりとめない話しです。

その雑談と会話や対話の大きく違う点は、共通の話しを目的があって交わされる話しであるということです。そのため目的が達成されたら終わる話しです。

さらに対話は、向かい合って対等な立場で話すことをいいます。会話は時に浅く広く、多くに伝わる話し方も含まれますが、対話は深く狭く、そして個人に伝える話し方になります。相手の考えや感情、思考を共有するプロセスをさします。

そのため、会話では意味が通じてない、ズレる、一方的という感覚になることもありますが、対話においては、対立ではなく、対等な関係で違いを理解するスタンスで進めていきます。

人財育成や人間関係の改善、課題解決する会議の場においては、会話で留めるのではなく、対話する状況をつくることをも意識しています。

どうあればハッピーか?ゴールは何?


対話をより価値あるものにするために、早い段階で確認することが

「この時間を終えたあとに、どんな状態になっていればハッピーですか?」
「何が解決されたらハッピーになれますか?」
「今日、一番話したいことは何ですか?」

という質問です。これは単なる雑談や会話とは一線を画しているというエクスキューズと相手のマインドセットにもつながります。

ただし、この質問に慣れていない方もいます。その質問に戸惑ったりする場合もあるので、相手の今の状況や状態について質問を重ねて、気づきを促してゴールの設定をしていただきます。

解決したことは何か、こうなると前進する、これが明確になるだけで対話の質や深まりがぐっと違ってきます。同時に解決する主体を自分に向けることにもつながります。

助言を求められた時にもゴールを明確にする


研修やセミナーの際の質疑応答の場面で、

「こんな場合はどうすればよいか、アドバイスをお願いします」

と、すぐに助言(方法論)を求めてくることが多々あります。その状況や状態を深堀りしてからピンポイントにお答えする場合もありますが、少しポイントがずれていると感じるものについては

「このアドバイスをもらうことで、どうなりたいですか?」

という質問をまずはお返しいたします。その回答、つまりゴールによってアドバイスする内容ももちろん変わりますが、同時に質問された方の意図が整理されるので解決の道筋がわかりやすくもなります。

この時間って何だったっけ?と迷子にならず、解決に向けてよりスムーズに前進するためにもゴールを明確にすることを意識した対話を心がけたいですね。

対話やゴール設定について、体感したい方はぜひ個別セッション

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