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持ち味を活かす
新年度がスタートしました。新たな環境や仲間と仕事を始める方、役割やステージが変わった方、特に変わらずの方も年度の変わりというのは、何かしらソワソワ、ワクワクとしませんか。それぞれの状況の中、新年度という区切りに、これまで以上に自分の持ち味を発揮して、より成長の一年にする!と決意を固める時期にもふさわしいですね。今回は、持ち味を活かすについて綴ってまいります。
持ち味とは、よい方向に発揮されるもの
あなたはご自身の持ち味って知ってますか?いわゆる強み弱み、または長所短所と言い換えられるかもしれません。
辞書では
1.その食物が本来もっている味。「材料の―を生かした料理」
2 .その人物・作品などがもつ独特のよさや味わい。「―がよく出ている作品」
人が持つ独特の良さや味わいということで、ここでは
人の「持ち味」とは、誰にでも備わっているもので、良い方向に発揮される可能性がある個性のこと。性格や思考・行動特性の中で何か特徴的である部分、その人が最も高く評価される客観的長所
という風に定義していきます。
その人に備わっている特徴的なもので、良い方向に発揮される可能性があるものが持ち味です。一方で、持ち味は持っていても、発揮させなければ持ってないものと同様にもなりかねません。
長所と短所は表裏一体と言われていて、どの視点でみるか、またはどう発揮されるか、ということがポイントだったりします。
持ち味は無意識に発揮されている
では、あなたの持ち味は何でしょうか?あなたの性格や思考・行動特性という中で何か他よりは特徴的な部分です。そういわれると?と考える方は多いのですが、それもそのはずです。持ち味は、自分が無意識に発揮していることが多いからです。自分にとってはあたり前にやっていることの多くが、実は持ち味だったりします。
例えば、私の持ち味の一つに「段取り」があります。これは特に育自をすることで発揮されたと感じる持ち味です。家事や育自をこなし、なおかつ仕事をする。そのためには限られた時間の中で、できるだけ段取りよく、無駄がないようにスケジュールを組み立てることが必須です。朝食の食事の準備をとまな板を出したら、まな板に汚れないものから下処理をしますし、その先の夕食の下ごしらえまで済ませてしまいます。
これは復職してからも重宝しており、意識して発揮している持ち味です。育自する前は、仕事が好きだったこともあり、自分の気が済むまでやっていた感があります。特に時間を気にするよりも、仕上がりの納得感を重視していたからかもしれません。いずれにせよ、これが持ち味を発揮させた状態でもあります。
ただ一方で、これがマイナスに発揮されると「せっかち」になります。無駄な動きや効率の悪いものに対しては厳しくする傾向にあります。そのため、自分の中で発揮した方がよい場面はどこか?を探すように心がけています。
自分の持ち味を探してみる
改めて、あなたの持ち味はどんなものがあるでしょか?
他の人からよく言われるあなたの特徴的な行動などがそれに値することが多いので、それをアウトプットすることをオススメします。「わたしってどんな強みがある?」と聞いてみるのもいいかもしれません。無意識にやっているけれど、他の人にとって良く見えていることを確認できたら、後はあえて意識的に発揮させることです。
中には、自分が苦手だと思って意識的に取り組んできたことが、他の人からみたらそれが得意そうだ、と見えることも多いです。「人に伝えるのが苦手なので、いろいろ工夫しながら何度も練習していますが、まだまだ...」という人に限って「プレゼンが上手!」「わかりやすい説明ができる」なんて言われるものです。自分にとっての満足度には達していないかもしれませんが、意識的に取り組むことで、発揮されたということです。
ぜひ、あなたの持ち味を探してみること、発揮されるよう意識的な行動につなげてみてくださいね。新年度の成長が加速すること間違いなしです。
ご自身の持ち味を深掘りしたいという方は、「持ち味カード」を使ったワークも行っています。こちらから。
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