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自己イメージが自分を創る

「わたしは短気だから...」「わたしは不器用だから...」「わたしは説明が下手から...」などセッションやカウンセリングの場面でも「わたしはこうだから...」の思い込みで、行動を制限している方のご相談があります。今回は、その自己(セルフ)イメージについて綴ってまいります。

自己(セルフ)イメージという思い込み

自己(セルフ)イメージとは、自分自身がこうな人間だ思っている自己像のことで

自分自身に対する印象のこと

自分の得意なこと、不得意なこと
自分ができること、できないこと
自分の好きなこと、嫌いなこと
自分の容姿や性格、技能やスキルなど幅広い視点の中で自分がこうだと信じている思い込みのことです。

ここであえて「思い込み」という表現を使うのは、それがすべて事実ではない可能性いわゆる「勘違い」を大いに秘めているからです。

わたしたちはこの「思い込み」や「勘違い」で生きていると言われています。だからこそ、「どう思い込むか」、「どう勘違いするか」はわたし達の思考や行動に大きく影響を与えてきます。その自己(セルフ)イメージがプラスでもマイナスでも本人が選択することなので、それに良いとか悪いとかはありません。

ただし、どう選択するかによって自分自身の思考や行動が制限される、自分らしさや自分の未来が制限されることを望まないのであれば、書き換えをすることをおすすめしたなあと思っています。

自己(セルフ)イメージという思い込みはどうつくられるか

そもそも自己(セルフ)イメージは、どうやってつくられるのかというと、多くは過去(これまで)の体験や経験を通して得られた結果にもよりますが、それ以上に親や家族、学校の先生などの身近な存在からの直接的な言葉の刷り込み(よく聞かされた言葉)によってつくられます。つまりどんな言葉をより多く、強烈な印象をもって聴いたかです。

「頭悪いんだから考えてもしょうがない」
「運動音痴だからどんな頑張っても1番になれない」
「何やってもどうせダメだよ」

あえてネガティブなことを並べてみましたが、それとは反対にポジティブな言葉を刷り込まれた人

「あなたはやればできる」
「何をやってもうまくできてるよ」
「能力があるから、必ず達成できる」

この量によって大方の土台が築かれていくようです。
が、果たしてこれはすべて事実でしょうか?

たしかに、一度や二度はそのとおりになることはあるかもしれませんし、実際に体感することも多いかもしれませんが、すべてがそれで結論づけるのは些か早足かもしれません。つまりそうでない事実もきっと存在するということです。ただその思い込みに脳みそが支配されているために、それ以外の記憶が薄れていることは多いかもしれません。

逆にいうと、そのような自己イメージで生きてきたけれど、そうでないと思い込んでみた、自分が信じたいように信じてみたらうまくいったということが実はそれ以上に多いのです。あなたが持っている自己イメージ変えたいと思いますか?

自己(セルフ)イメージを変えたいと望むなら

どの自己(セルフ)イメージで生きていくかはあなた自身の選択です。前述したように、それに良い悪いというジャッジはできません。ただしその自己イメージによって、あなたの無限の選択肢を制限されていると感じるならば、その自己(セルフ)イメージを変えるという選択肢もあるかもしれません。

自己(セルフ)イメージを変えるには、自分に入ってくる言葉を意識的に書き換える必要があります。いわゆる書き換えを行います。そのパターンとしては大きく2つです。ひとつは、いわゆるリフレーミング(捉え方を変える)です。例えば

「飽きっぽい」→「好奇心旺盛だ」
「せっかちだ」→「スピーディに行動できる」
「すぐに諦める」→「切り替えが早い」

長所も短所も表裏一体。見方を変えることで長所にも短所にもなります。その見方を長所となるように捉え直し、それを活かすのです。

もうひとつは、真逆のなりたい自分をイメージしそのように振る舞うことを意識する、つまり行動をしてみるということです。

「飽きっぽい」→「あと一回はチャレンジする」
「せっかちだ」→「少しだけ待ってみて、行動する」
「すぐに諦める」→「あと一回はやってみる」

大きく一歩を踏み出す必要は全くありません。ほんの1mm,0,1mmでよいのです。これまで自分が決めていた限界点をほんのわずか寄せてみる、そんなイメージです。

いずれにせよ言えることは、自己(セルフ)イメージという思い込みによってその後の人生は大きく変わってくるということです。自分についてどう思い込むか?せっかくなら、自分らしく心地よい自分(セルフ)イメージで生きていきませんか?

セルフイメージを書き換えたいけど自分では難しいなと感じている方は個別セッションをおすすめします。こちらから。

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