刀鍛冶の職人さんを訪問しました
平安鎌倉時代から続く伝統技法を継承する職人さんに会いに行ってきました。刀鍛冶の工藤将成さんが営む、群馬県桐生市の将成鍛刀場へ。
お仕事ぶりも、佇まいも、そして世界観や哲学がほんと素晴らしくてカッコ良かったです。そして、見せていただいた刀剣は時間を忘れて見とれてしまうほど美しかった。
なぜ、こんなすごい職人さんの鍛刀場に行くことになったのか?
包丁研ぎ師として活動している14歳の息子kawataiのリクエストです。kawataiが刀好きであることを知る友人が「刀鍛冶さんが弟子を受け入れているようですよ」と情報をくれました。
息子に話したら、「今すぐ弟子入りしたい」
「いやちょっと待って!早まるのはやめよう(汗)」
中学生の身分で弟子入りされても、受け入れる方が社会的に困るだろうし。とりあえず見学させてもらおうかということで、ダメ元覚悟で、TwitterでDMを送ってみました。
そうしたらすぐに、「暑いですがぜひどうぞ」と快諾いただきました。
というわけで一路桐生へ、息子は包丁研ぎのユニフォームである作務衣を身にまとって!
鍛冶場は美しく整っていました。鋼を打つ音すら美しく、それ以外は静寂に包まれていて、神々しい雰囲気さえ感じました。
実際の作業を見せていただいた後は、じっくりとお話を聞かせてくれました。
私たちはさまざまな質問を投げかけました。
なぜ刀鍛冶に?
何年ぐらい修業したのですか?
どうやったら刀鍛冶になれるのですか?
刀鍛冶職人はやはり減っているんですか?
日本刀はどこのマーケットで売れているんですか?
などなど
どんな質問にもていねいに答えてくださいました。フランスの三ツ星レストランなど、世界中に顧客を持っているお話も興味深かったです^^
息子は工藤さんのお話を聞いて、工藤さんの温かいお人柄に触れて、ますます弟子入りしたくなったようです^^
折りしも、工藤さんはTwitterで「弟子入り」の投稿で大炎上されているさなかでした。事情を知らないようなまったく無関係の方からの心ないコメントに心が傷みました。
工藤さんが言っていないことに対して、反応(誤解)する人たち。これらはネットリテラシーの低さが引き起こしているのでしょうか。
余人をもって代えがたい、日本を代表する職人のかたに向けてこのようなコメントをわざわざ書く人がいるとは、同じ大人としてとても恥ずかしい気持ちを抱きました。
有名な人なら、知らない人なら、ネットでなら、どんな誹謗中傷を言って人を傷つけても良いのか?一流の職人さんであってもなくても、許されないことです。
工藤さんの作業場の様子などについて、息子kawataiがnoteに投稿しました。終始口数が少なかったけど、静かに感動していたようです。
ところで、私は8歳まで埼玉県入間市で生まれ育ったのですが、工藤さんご夫婦もなんと入間市のご出身とのことでびっくりしました!
工藤さん、ありがとうございました。また伺いますね!!
将成鍛刀場を営む工藤将成さんのnoteはこちら↓
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