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1回休み :担当 寺橋佳央

今回のしりとり手帖はお休み。
ま、そんな事もあるよね。そしてまた私です。
ただの休みじゃつまらないので、我々の馴れ初め話でもしようかと思います。
 今から8年前。私と須田さんが、文章を書く講座に通っていたのが馴れ初めの「始め」です。

この講座の授業で私は「なぜ書きたいのか」がテーマの発表をしました。
「自分はリア充死ねとか思うような人間で、何も満たされていない。だけど私は私の存在を認めて欲しいから書く」と40名程が座る教室の前に立ち、半泣き状態で発表。他10名程発表した人がいた中、私の内容が1番みっともなかったと思います。

それを見た須田さんは、私が「キラキラして見えた」そうです。



いえ…正しくは「発表した人みんな、カッコよかった」そうです。かっこいい人に半泣きの私を入れていいのか疑問ですが、この発表のおかげで私は須田さんの脳みそにガッツリ入り込みます。

講座ではFacebookを推奨しており、講座の連絡もFacebookでするとか言っていました。私はFacebookなんて胡散臭いからマジで嫌だったのですが、しぶしぶアカウントを作成。
やがて私は講座が肌に合わず行かなくなり、同時にコンドーム自販機を巡り始めます。そのコンドーム自販機の投稿を多分Facebookで見た須田さんは、引き続き講座を辞めた私をガッツリ捕捉してくれます。

そして、時は流れて2022年。文学フリマ東京に出展。そこで私のブースにやってきた須田さんが、自分もあの講座に参加していたと声を掛けてくれたのです!私は「すみません、覚えていません」と素直に答えました。
そう、私は須田さんも同じ講座に通っていたのを全く覚えてませんでした。でもここでやっと須田さんを認知。須田さんは自分も出展者だと教えてくれ、私も須田さんのブースへ。そこでかわかみさんに出会います。

この時の文学フリマは、須田さんとかわかみさんが自分達のZine「mg.」を対面で販売した初めての機会だったそう。私も「mg.」を購入し、自分のブースに戻りました。

ここまでなら、しりとり手帖には繋がってません。文学フリマから帰る電車内でもう一度私は、須田さんとかわかみさんに出会います。
軽く「mg.」を読んでいたので感想をお伝えすると、かわかみさんに「次の号では「からあげ」をテーマにしようと思うんですけど、どう思います?」と聞かれます。

「mg.」は1つの食べ物をテーマにメンバー6名がそれぞれ、エッセイやショートストーリー、イラストを綴るZine。
 軽く読んだ印象で「mg.」は洗練されていると思っていたので、からあげと「mg.」が上手く結びつきませんと伝え、「でも、チューリップ型にした洋食屋で出てくるようなからあげなら、良いかもですね」と答えました。
これがかわかみさんに刺さったのかどうか分からんのですが「mg.」は毎回ゲストを迎えてるので、次号でぜひ!と打診されます。こちらも速攻で快諾し、とりあえず互いのTwitterのアカウントをフォロー。

とは言え、ホントに書くんかいなと思っていたら、数ヶ月後ホントにかわかみさんから連絡が来て、私は生まれて初めて「寄稿」をします。
これがものすごく嬉しかった。私は常に1人で創作していたので、皆さんの仲間に入れて貰えた様で嬉しかったんですよね。それがしりとり手帖にまでなるとは。

「人生何が起こるか分からない」を初めて体感した出来事でした。その出来事がこんなに素敵な機会で本当に良かった…
良かった…
良かった……
良かった………


そんな我々の出会いの場となった、文学フリマ東京が今週末、5月19日(日)に開催されます!!!!
今回の文学フリマで「mg.」は最新号「パイをめぐる」をお披露目!!!

画像をタップしてXをチェック!

新刊「パイをめぐる」も、もちろん楽しみで購入必須かとは思いますが、私としては自分が寄稿した「からあげをめぐる」もゴリ押ししたいところ。

またしりとり手帖メンバー、はおさんとかわかみさんが作る、怪異と遊ぶマガジン「BeːinG」も出展!

こちらもタップ!

文学フリマに行かれる際は、ぜひ「mg.」と「BeːinG」のブースにもお立ち寄りください!

BeːinGは隣のブースです


私は、ゴールデンウィークに訪れた尾道の話を最近書いたので、こちらを読んでもらえるととても嬉しいです。


「1回休み」はガッツリ宣伝の回となりましたが、こんな時もありますって。次回からしりとり再開予定なので、ぜひお楽しみに!


文学フリマ東京の詳細はこちらから。
(今回の文学フリマから、入場にチケット購入が必要です)。

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