七十二候の【桜始開】に入ります。

「桜始開]は桜の花が開く時期です。季語の〔初桜〕は、まさにこのことです。花といえば桜をさすほど。今回は〔桜づくし〕です。はじまりは〔初花〕から。〔朝桜〕〔夕桜〕〔桜月夜〕〔夜桜〕と、一日にうつろう姿を楽しみ。〔桜山〕や〔桜の園〕の世話は〔桜守〕が、〔桜人〕は〔桜衣〕を着て〔桜狩〕に〔花見〕へ。〔花盗人(はなぬすびと)〕はだめ。〔桜酒〕に〔桜鯛〕を。口なおしに〔桜漬〕や〔桜餅〕も味わいましょう。
お天気は〔花冷え〕〔花曇〕雲が花を養う〔養花天(ようかてん)〕の季語は知らなかった。〔桜雨〕で散って流れ〔桜流し〕へ。〔桜嵐〕のあと〔花吹雪〕に。無常に〔飛花落葉(ひからくよう)〕して〔花筏(はないかだ)〕になって流れていきます。
〔櫻子〕という名前の、美しい人が…。もう〔姥桜(うばざくら)〕かな。〔花疲れ〕で〔桜色〕の夢を見たいな。桜は〔夢見草〕ともいいます。
     薄墨(うすずみ)を空にひと刷け桜かな
桜を見ずにこの句は浮かびました。自転車で20分の淡墨公園へ。ああ咲いる。よかった。根尾村の天然記念物、樹齢1500年の淡墨桜の実生苗木から育てたものです。ほぼ満開でした。「美しい今を詠んで、撮って」と花の精に呼びかけられたような〔桜時〕でした。
あなたが幸せでありますように 
琵琶湖のほとりの草庵にて 大ざぶろう
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