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七十二候の【鴻雁北】に入ります。

「鴻雁北」は「がんきたへかえる」と読みます。二十四節気「清明」七十二候の次候で、第十四候です。4月14日まで。
英語の表示です。
清明 Seimei:
“Pure Brightness” or “Pure and clear” or “Clear and bright”
鴻雁北 K?gan kaeru:
“Wild geese fly north”
燕と入れかわりに冬をすごした雁が北に渡っていく季節です。「鴻」は大型、「雁」は小型の雁のこと。昨年の「寒露」の初候(10月4日)に〔鴻雁来(こうがんきたる)〕で飛来した帰りとなります。
     雁帰る北天めざし矢のごとく
雁は連隊を組みます。先頭を飛ぶ鳥の羽の後ろに上昇気流が発生するので、これに乗って次は楽に飛べます。次も次も…。先頭のリーダは、しばらくすると体力を消耗させて失速気味に。すると二番手が先頭に立ち全体を誘導します。最初の雁は、いちばん楽な最後尾へ。こうしてリーダー役を交代しながら全体で飛び続けるのです。
写真は馬酔木を花笠にした信楽の狸で、庭にいます。この漢字は枝葉を馬が食べると酔ったようになることから。「あしび」の読みも足がしびれところからきているそうです。馬酔木の鈴形につらなる花が風にゆれ、芳香もただよってきます。もう、晩春ですね。
あなたが幸せでありますように 
琵琶湖のほとりの草庵にて 大ざぶろ
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