七十二候の【玄鳥至】に入ります。

「つばめきたる」と読みます。二十四節気「清明」七十二候の初候で、第十三候です。「玄鳥」は燕の異名で、黒い鳥のことです。燕が、日本列島に渡ってくる季節になりました。4月9日まで。
家の軒下(のきした)に巣を作る燕は、雷や火事を防ぐ鳥と信じられていました。また子どもを育てるおめでたい鳥として人びとに愛され、大切にされてきました。巣を作ると、その家は栄えるともいわれます。
     空高く天点となりたる燕かな
「燕が低く飛ぶと雨、高く飛ぶと晴れ」と春の天気俚諺(りげん・こよわざ)にあります。湿度が高いと餌になる昆虫たちは低く飛ぶため、燕も低く飛びます。そういうときは雨になりやすい。逆に高く飛ぶときは晴れです。
写真は木蓮です。モクレン科の花々は白亜紀、第三紀(6430万年前から260万年前まで)の化石から多く出ています。地球上で最古の花木といわれています。恐竜も見たのでしょうか。花をながめながら、気が遠くなってきました。
あなたが幸せでありますように 
琵琶湖のほとりの草庵にて  大ざぶろう
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