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「耳が悪いんだから、人の話をよく聞け!」と父から怒られた末路は・・・

私は、耳が悪いです。
とはいっても、左側が半分、右側が低音が聞こえにくいという感じで、普通の音量で話してもらうと、多少は聞こえるので、補聴器をつけないまま来てしまいました。

さすがに、年々、聴力も衰えているかもしれませんが、パソコンのZoom越しだとか、スマホ越しであれば、こちらの音量を大きくすればいいので、そちらで調整して対応しています。
リアルでは、若干、大勢の場は、苦手。少人数でも聞き返したり、分かったつもりになって、聞いたつもりになって、やり過ごすということはありますが。。

このように、完全聾者ではないため、補聴器もつけてませんし、一見すると、普通の人に思われたりします。(ま、実際、普通だと思いますが)
だから、自己紹介で言うタイミングを失うと、かなりやりにくい状況など起きたりします。
もちろん、子どもの頃から、普通に幼稚園に行き、小学校に行き、私立の中学高校、大学と進んだので、手話は、完全にできません。

さて、タイトルにある、父に怒られた話。
そして、その結果、どういうことが起きているか?

結論から言うと、クライアントさんから言われる言葉のナンバーワンに、
「とにかく、こんなに話を聞いてくれる人はいない」
という風に言われるようになりました。

私の人となりと、それにまつわる話になりますが、最後まで読んでいっていただければと思います。


◆補聴器をつけなかったのは・・・

耳が悪いと、分かったのは、子どもの頃からです。
母が、
「寝かせると必ず右耳を下にするのよね」というところから、氣づいて、当時の東大病院の聴力を研究しているところに、私を連れていきました。

で、結論として
【単なる、発育不良による、聴力未発達】ということになりました。

元々、未熟児で生まれ、身体も小さいまま成長していったので、そのしわ寄せが【耳】に行ったんだろうと思います。

幸い、右側の聴力は、成長期の頃には、普通の人よりちょっと弱い程度にまでいったこともあり、母からは、
「あなたは、普通の子」という感じで、耳の悪さをことさら強調するようなことはありませんでした。

ただ、左側に立たれたり、話しかけられると、首をそちらに向けないといけないため、「左耳が悪いんです」ということは欠かせなくなりましたが。

子どもの頃は、特に小学校の頃は、子どもたちの声も大きかった(遠慮して話すような音量の子はいなかった)ということもあり、問題になるようなことはありませんでした。
たまに、「あ、席が後ろにすると、まずいかな?」と思うぐらいで、先生方も、教室の後ろにまで届く声で話すから、何も問題を感じたことはなかったです。

問題を感じるようになったのは、私立の中学に行ったときのこと。
それまで、大声で話すような児童から、女子高ということもあり、おしとやかに話す生徒になった瞬間に、
「あれ?聞きにくいかも?」と思うことが多々ありました。

実際、何度も聞き返して、
「もういい!」という声だけ大きくなって、去られたこともあります。
そんな時は、(最初から、その大きさで言ってくれたら・・・)と思ったものの、しばらくは、私自身も、人とどう接して良いかわからず、中学時代は、お弁当も一人で食べてました。
幸い、中高一貫にもかかわらず、高校ぐらいからは、趣味の合う友人も少しずつできて、お弁当一人タイムはなくなりましたが。

お弁当一人で食べてたとは言え、別にいじめはなかったので、学校にはほぼほぼ皆勤で通っていました。

また、思春期のころは、第二次性徴期と重なって、聴力も、今ほど、ひどくならなかったみたいです。

社会人になってから、聴力に関して、直接言われたのは、最初の会社の、最後に辞めた前職においてだけ、
「補聴器をつけないの?」と言われました。
ただ、前職の場合は、
「補聴器をつけろ、でも、その負担とかは、知らないけど」という会社側の姿勢にカチンと来たので、それもあって「ここでは無理!」と辞めてしまいました。

(先に、補聴器をつけている友人に、補聴器をつけることに関して相談させてもらった時に、【半年間は、雑音等に悩まされてしんどい】というのを聞いてたので、それを会社側に伝えたら、「半年我慢したらいいんでしょ?」ということだったので、「我慢するの、私なんですけど!?本人がしたくないものを、要望しておいて、何、その言い草!」ということもありましてね。。)

◆母は味方だったけど、父は・・・

母は、私が耳について悩むと、そのたびに
「あなたは、普通よ」
「聞こえなくて、聞き返すなんてことは、誰にでもあるから」
「必要以上に氣にすることない」
と言って慰めてくれました。

まぁ、この発言も今となっては、プラス面だけではなく、案外マイナス面を生み出しているなぁ~と思いますが、それはさておき、私としては、
「耳が悪い=自己否定、自己卑下」にならずに済んだのは、母のおかげだと思います。

しかし、一方で、父からは、
テレビの音などを大きくしようものなら
「うるさい!音を下げろ!」と怒られ、
「耳が悪いから、音を大きくしているのに!」と言い返しても、
一切、理解してもらうどころか、
音を下げられて、結局、私はテレビから離れて自分の部屋にこもるという・・・

私がテレビ嫌いの要因の一つに、テレビが言っている内容云々よりも、家族とのこういった確執も関係しているかもしれません。
なので、一人暮らしになった際に、嬉々としてテレビを手放しました。
(これに関しては別記事もありますので、興味があればどうぞ)

話を元に戻して、
こんな父ですから、
タイトルにある
「お前は耳が悪いんだから、よく聞け!」と言われて

「いや。。そもそも、ちゃんと聞く以前に耳悪いのって、聞くの大変なんですけど?」と、父の無理解ぶりに、呆れたこともあります。

それに・・・
我が家では、誰も人の話をじっくり聞く人いなかったんですよね。
父も、母も話す。
でも、相手の話の意図は聞いちゃいない。

そのうち、私が大きくなればなるほど、母の話し相手は、私に移ってきて、
「ねぇねぇ」と話しかけられることが多かったです。
その代わり、私が母に「ねぇねぇ」と話しかけても、
「あ、今、忙しいから」とか、話を最後まで聞かないことも多く、段々私から話すとか、大事なことほど、「人には話さない」ということも増えていきました。

父は、後に、「アスペルガー氣質だったのでは?」と思うほどに、
「おまえらの言うことはわからん!」と言い放つ人で、人の話を聞くなんて言う姿勢は皆無でした。
(こちらも、別記事あります。興味あります?)

だから、父に
「人の話をよく聞け!」と言われても、
(あなただって、ちゃんと人の話を聞いたこともないのに!)という思いの方が子どもの頃には強く思ってました。
ま、嫌な感情しか、残らない訳ですね。

◆どうやって、聞き上手になってった?

これに関しては、私の中では、明確に意識した部分がある訳ではないんです。
ただ、自分自身、心理学を出たとはいえ、コミュニケーションに自信がなかったんですね。
(むしろ、心理学を学ぼうという氣持ちになる人は、大抵、自分のコンプレックスから学ぶため、上手な人はいないと思った方が良いです・苦笑)

結果的に、大学出てからも、
●カウンセリング技術を学ぶ機会が2~3年あった
●研修会社のコミュニケーションの教材を買って学んだ時期があった
●経理専門の会社に入った際に、そこで、3分間スピーチなどで、スピーチ力、質問力、フィードバック力が磨かれる機会があった
●話し上手だという自己認識がないため、どちらかというと、最初に人の話を聞くことの方が自然と増えていっている

この4点が大きいですかね。。
それ以外に、2023年より、セミナーやワークショップ、無料相談の機会を通じて、より、聞く姿勢・聞く力がブラッシュアップされたと思っています。

あとは、2022年からのコーチングコミュニティにおいて、コーチの聞く力を目の当たりにしていると、
「よく聞いてるなぁ」と感心しながら、吸収させていただいています

◆父の発言は傷ついたけれど。。。【ギフトだった】ということに氣づいた今。

人生の悩みって、実は、小さい頃~青年期までの親との関係性が、姿かたちを変え、現れていることが多いんですね。

私にとって、社会人生活において、上司とぶつかることも多々ありましたが、それらの上司の嫌な部分を総合すると、ことごとく、【父の嫌な面】と一致するのです。

結局、私が、父を苦手~と思っているから、姿かたちを変え、会社の上司などが、その役割を担ってくるというか。。
今は、逆に父のかわいそうな部分だとか、そういうことを丁寧に掘り起こして、少しずつ父を許していっている最中といいますか。

その結果、
当時言われた発言には、確かに傷ついたし、矛盾も感じたし、嫌だったけど、
実際、それが、クライアントさんから
「話をこんなに聞いてくれる人いませんよ」と、何人かに言われると、
「え?何かを解決しているとか、そういう面より、【話を聞く】ことがそんなに、価値を感じていただけているの?」と思ってしまうほどです。

あぁ、これが【ギフト】だったんだなぁ。
と、つくづく感じれるようになった訳です。

◆話を聞いてもらうということは。。

今でこそ、「話を聞く技術」という感じで、本や講座があるほどになりましたが、人間って、基本、徹底して話を聞くということに慣れてないんだなぁと思います。

私が、過去にイラっとしたことのある人の中に、
【話を全部自分の方に持って行く】人は、受け入れられませんでした。

なんてことない、昔、会社仲間と、当時は早朝ランをリア充みたく、やってたんです。
ただ、あまりに早朝過ぎたり、メンバーも人生の転機などで、徐々に減っていって、最後に残った人がいたのですが、その人と走ると、
私が
「〇〇ということがあってね~」と話すと
「あ、私も〇〇ということがあってね。。」と、全部、話を自分の方に持って行くことを何度かやられて、当時は、私も親の介護なども負担になってきたのですが、何しろ、【話を全部持って行く。聞く氣がない】ということに腹を立て、介護を名目に「走れなくなりました~」と断るようになりました。

個人的に、「聖なる予言」の中にある、コミュニケーションの形を理想としていて、それは、どういう形なのかというと。。

~引用~

私たちは意識的な会話をしているのよ。
それぞれの人が、自分のところにエネルギーが回ってきたときに話すのです。今、あなたにエネルギーが行ったのがわかったのよ」

第8の知恵は、グループの中の意識的な相互作用についても教えています。何人かのグループで話している時は、どの瞬間にも、たった一人だけが最も強力な考えを持っています。もしみんなが注意していれば、誰が次に話す番か、感じることができます。そして、意識的に自分たちのエネルギーをその人に集中し、彼が明確に話せるように手助けするのです。

「間違いもいろいろ起こるわ」
グループの中に入ると気分が高揚する人がいます。彼らは自分の考えのパワーを感じて発言し、エネルギーの爆発があまりにも気持ちよくて、本当は他の人にエネルギーが移らなければならないのに、ずっと一人でしゃべり続けてしまうの。そして、グループを独占しようとします。
また、後ろに引っ込んで、何か考えが浮かんでもそれを言おうとしない人もいます。
こうしたことが起こると、グループはうまくゆかず、メンバーはすべてのメッセージを受け取れなくなります。

~引用ここまで~

意味、分かりました?
つまり、グループであれば、エネルギーが一番高まっている人が話すということなんですね。
特に、これが1対1なら、余計に、ラリーのように話が続く。
これが、エネルギーが循環しつづけるコミュニケーションの形なのです。

それを、全部自分の方に持って行く傾向があるということは・・・
「エネルギーを奪おうとしている人」という位置づけになってしまうのです。

今でも、そういう人が、場の中にいるとき、私は観察してみるようにしています。
面白いことに、コミュニケーションで、エネルギーヴァンパイアになっている人(良く話す人)は、意外と食事を摂りません。
そして、ずーっと、話を聞かされている人は、手持ち無沙汰もあるのか、ひたすら食べて(エネルギー補給して)ます。

私にとってコミュニケーションとは、単に話を聞くだけの場ではなく、エネルギーの流れを整える場でもあるのです。

ちなみに、遠隔でも、エネルギーが整ってない人が入ってくると、個人的には、(整ってないかも、と)感じ取れます。
その人に直接言うことはあまりありませんが、時間というか、何度かコミュニケーションを重ねていく中で、自然と整っていかれたりします。

ある意味、クライアントさんから対価をいただくのは、その部分も請け負っている自負はあります。

余談ですが、先ほど、補聴器をつけている友人がいる話をしたと思いますが、過去に、その友人となぜか大みそかの日に2時間ぐらいですかね、電話でお話をしたのです。
で、電話を切った後に、私は、30分ほど、疲れてしまったんですね。
しかし、友人に後日聞いたら、「(あの2時間の会話で)その後3日間寝込んだ」ということを知り、友人の方は補聴器をつけているから、私より聴力が落ちているのもありますが、でも、それは、補聴器によって、補われているのでは・・・?と思いましたが、結局、2人とも、耳が悪い(聴力が低い)がゆえに

【聞くことに、エネルギーを使う】
ということが、よくわかりました。
(そして、友人の方が負担が大きかったということも)

普通の人は、多分、何か、他のことをしながらでも聞けるでしょう。
でも、私も友人も、「聞く」ためには、他のことができないほどエネルギーを使うんです。

今は、Zoomセッションなどでは、メモを取りながら聞いてますが、家事をしながら音声を聞くなんて言うのは、無理なんです。

それでも、コーチ・コンサルティングをするということは、皆さんの悩みを聞く、エネルギーを受け止める、エネルギーを整える、そんな意味合いがあると思っています。

なので、無料相談を受け付けているのも、いろんな方々の悩みだとか、エネルギーを受け止める・・・それが、私の役割であり、使命だと思ってます。

記事の最後に案内している、無料相談に関して、氣になっているのであれば、これまでの記事の内容のことも含めて、お申し込みいただけると、喜んで対応させていただきます。

解決してもらいたい悩みがある訳でもない・・・と思っても、そもそもしっかり聞いてもらうという実感を感じたことがないのであれば、それを体感するために、利用してみるのも良いと思います。

今回の話は、
「嫌だった親からの言葉には、ギフトになりうることが含まれてますよ」ということと、
「【聞く】ことの価値や意味をお伝えする」という2つの内容の話となりました。

あなたの人生のヒントになれば、幸いです。
あなたの人生が良くなるよう、心から応援しています。

今回も記事をお読みいただきありがとうございました。

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※文中の代名詞に関する補足
コンサルさん:2023年からお世話になっている、ビジネスコンサルタント。潜在意識とお金の話に強い。
ボス:コンサルさんのコンサルタントをされている。グループ年商50億円を稼ぐ。
億コーチ:2022年にコーチングコミュニティで、お世話になる。コーチ暦15年以上。単独で億を稼ぐ。
マイコーチ:友人兼コーチ。本業は違うものの、私のわがままで、コーチをしてもらっている。


このブログは、毎週、月・水・金曜日の夕方(18時~19時ごろ)更新です

【起業・副業で年間50万円未満の方向け】
【ずっと、くすぶっている自分からの脱却】
「雇われる生き方から卒業」
【ご自身も氣づかなかった才能の発見・開花・昇華】という目的のもと
「自分らしく生きるには?」
「起業・事業を軌道に乗せるには?」
「月、数万円は稼げるけど、それ以上がうまくいかない」
「人間関係や性格分析等、人や自分自身とより良く関わっていくには?」
という視点からお届けします。
第4金曜日のみ、しばらく現代版算命学シリーズをお届け予定です。

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