街を歩く いつもの道
歩いている途中、眩しさに足を止めた
白く輝く光が視界を覆った
見上げると雲の縁から太陽が顔を出し、輝いている。
その美しさにはっとした。
見渡せば、いつもの帰り道
見慣れた、何の変哲もない街角
その普通の景色が輝いて見えた
なぜかとても大切なものに感じた。
さっきまで、考え事で眉間に皴を刻んでいたはずだ。
気分はよくなかった。
でも、今は小さな感動で穏やかな顔になっている
普通の,,ありふれた日常
光の中を歩く
幸せなことなんだ。
もう少しゆっくり歩こう。
絵 マシュー・カサイ「街を歩く いつもの道」水彩 P50