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人にも自分にも厳しい人の苦悩


父親の職場の若手の方が、かなり賢い方で、難関の国家試験を受けたときに
「あー、国家試験の勉強しすぎた!もっと手をぬけば良かった!」
と言っていたそうです。
中には4、5年落ちる人もいるようで、周囲の人は驚いたとか。

若手でそんなに賢い人がいるのはいいねー、なんて言ってたら、その方は周りの人たちにもかなり厳しいようで、ついていけないと思う人もいるらしいです。

人にも甘く、自分にも甘いよりいいんじゃない?という話になったのですが、
心身ともに健康でいられそうなのは、人にも自分にも甘い方。ただ、人として、組織として成長を求めるなら、人にも自分にも厳しい方かもしれません。


いずれにせよ、柔軟性が求められるかと思います。


私は今まで、人には厳しく、自分にも厳しく追い込む癖がありました。
なかなか自分が納得いくラインまでいかないので仕事も長くかかるのだと思います。


自分にも人にも厳しい人、教員には多いようが気がしてます。
まぁ中学校の教員なので、生徒に対しては、多少人に厳しく言えないと仕事がなりたちません。特に命に関わること、人を傷つけること、人に迷惑がかかることには厳しく言わなければなりません。
社会に出た時に言われてしまう「最近の若者は〜」と少しでもならないように、多少厳しくても伝えられることは伝えています。

大人に対しては難しく感じています。周りに対して、何で仕事をしてくれないんだろうと思うことはたくさんあると思います。

そうして、周りの人や環境にに対してストレスをためる中で、それなら全部自分がやればいいと、自分に厳しくなり、自分を追んでしまいます。
理想が高すぎるのかな、と思います。

もちろん、ちゃんと「理想」をもち、それに向かって直向きに努力する姿はすごく格好良いです。
ただ、少しでも理想通りにいかなかった時に自分自身や周りや環境のせいにしていると、次第に周りにいる自分を認めてくれる人、気にかけてきれる人、助けてくれる人も目に入らなくなります。



心配してくれる人の存在に気づけず、自分を追い込み続け、1人でどん底まで沈んでしまう。
本来、理想があって直向きに努力する人でも、そうなってしまうと、なんだか格好悪いなーと思います。
思いきって手を抜くか、誰かに手伝ってもらったり、話をして別の方法を見つけたりすればまた、光が見えるかもしれないのに。



プライドが高い人こそ、人に悩んでいることを相談できず、できないことをできないと言い、助けてもらうことが恥ずかしいと思っているように見えます。


自分ができることとできないことを把握し、人に手伝ってほしい、助けてほしいと言えることもまた、コミュニケーション能力であり、「仕事をふる」能力になると思います。

自分も本来は一人で全てかかえこむ人間なので、最初はわりと共感していましたが、改めて客観視してみると、一人で抱え込み、さらに周りの助けや気遣いを素直に受け入れられない人は、関わることが辛いと感じました。


私もたぶん、いっぱいいっぱいの時はそんな感じなので、変わらなきゃなと思っています。自分の理想通りにいかないことを、人や環境のせいにするのは格好悪いかなと。



もちろん環境を変えたら上手くいくのなら、環境を変えるのは手だと思います。
私もやはり他教科をもっていた2年間は、どうしても自分らしく働くことができず、異動を強く希望しました。

でも、環境が変わっても、全てが自分の理想通りにいくことなんてないのだから、ある程度自分のやりたいことができるなら、無理せず、周りの人に頼りながら少しずつ進めていきたいです。少しでもクリアできたら、頑張った!できた!と自分を自分で褒めて認めたいです。


そして、私は今後どんなに辛い状況におかれたとしても、周りの私を気にかけてくれる人を大切にしたいし、私も気にかけることができる優しい人になりたいです。

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