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メールとLINEで緊急連絡システムを作った話

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メールとLINEで緊急連絡システムを作った話【構想編】

メールとLINEで緊急連絡システムを作った話【構想編】

ブラストメールとLINEで作る緊急連絡網今回、職場の福祉施設でブラストメール(メール配信サービス)とLINEを使った緊急連絡システムを作りました。福祉施設や保育園など、比較的小さな単位の団体で使うことを想定しています。間口を広げ、受信者が2つのサービスの中から好きな方を選べるようにしているのが今回のポイントです。

きっかけはやはりコロナウイルスでした。もともと施設では無料の一斉連絡メールサービス

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ブラストメールAPIをGASで操作する

ブラストメールAPIをGASで操作する

ブラストメールとLINE公式アカウントを利用した緊急連絡システムを作ったという話を、【構想編】、【設計編】、【環境編】、【コード全体編】として、総論の話をしてきました。今回からはコードの中身、各論に入っていきたいと思います。

ブラストメールAPIの全体像ブラストメールのAPIの仕様は、ホームページ上に公開されています。使える機能は以下のようになっています。

このように、一通りの情報をAPIで取

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メールとLINEで緊急連絡システムを作った話【コード全体編】

メールとLINEで緊急連絡システムを作った話【コード全体編】

ここまで【構想編】【設計編】【環境編】と3回を準備にあてて来ました。今回は、コードと全体のフローチャートを書いてしまいます。

コードの全体像コードだけペッと貼り付けてもわかりづらいと思い、フローチャート状にした全体図を作成しましたが

余計わかんないかも・・・

ざっくりと説明すると、上の紫の□内がフォーム側のコードで、こちらは主にメッセージの送信と送信結果の通知機能、それとブラストメールの情報

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メールとLINEで緊急連絡システムを作った話【環境編】

メールとLINEで緊急連絡システムを作った話【環境編】

今回はコードを書いていくと言ったな。あれは嘘だ。

冒頭からすみません。コードを書く前に、いくつか設定だったり環境構築(といってもそんな大層なことじゃない)の話をしないといけませんでした。

ブラストメールのプランと料金このシステムを作る際にまず欠かせないのが、ブラストメールとの契約です。プランは登録アドレス数によって選択できます。

私たちの登録数は100件にも満たない数ですから、一番安い月額3

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メールとLINEで緊急連絡システムを作った話【設計編】

メールとLINEで緊急連絡システムを作った話【設計編】

ブラストメールとLINE公式アカウントを利用した緊急連絡システムづくりの設計編です。

大まかな流れまずこのシステムの仕組みですが、細かな機能を省くと以下のような流れになります。

クライアントである施設職員は、Googleフォームからメッセージを送ります。フォームの内容はGoogleSheetsに自動転記され、そのデータをGASで操作し、ブラストメールとLINEのAPIを利用してユーザーに届ける

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