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『世界の名著4 老子 荘子』

まだ読了していませんが、『世界の名著4 老子 荘子』の感想を書かせていただきます。

というのも、めっちゃ今じゃない?ということが書かれていたのです。

老子編の第七十五章

民之飢、以其上食税之多、是以飢、民之難治、以其上之有爲、是以輕死、以其(上)求生之厚、是以輕死、夫唯無以生爲者、是賢於貴生、

『世界の名著4 老子 荘子』143頁

老子編の第七十五章には、

・民が飢えるのは統治する者が税金をとりすぎるから
・治めにくいのは、上層部が干渉するから
・民が死ぬことを恐れないのは、上層部が生きることを追求しすぎるから
・生きることを何とも思わないことが、生きることを尊いとすることよりも賢明である

とあります。

今の日本を見てみると、超税金高くなってるし、内閣の支持率はまた低下していることの2点を挙げても第七十五章の内容と合致していると思います。


老子って紀元前480年から紀元前222年くらいの人物とされていますが、実在した人物かどうかは明確に分かっていません。

しかし老子の教えとして、そのころから統治者が増税をしすぎたり、干渉することによって、庶民がとんでもない目に合うということが分かっていたわけです。


そんな前から分かっていることが、超未来の現在で起こってるのが不思議です。


荘子は、さらに政治的なことにまで言及されているので、引き続き読んでいきたいと思います。


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