サーカスを観ました。

こんばんは。
先日「カンパニーXY with ラジット・ウランダン『メビウス』」というサーカスを観に行きました。

サーカスは普段あまり観に行かないので、とても新鮮で、同時にかなりハラハラしました。観客の歓声や感嘆のため息によって、劇場が熱く盛り上がる場に居られて、とても幸せでした。足を運んでよかった!

サーカスといっても、わたしがこれまでイメージしていたカラフルな雰囲気、例えばピエロが登場する!みたいな感じではなかったです。ムクドリが空を飛ぶ様子をイメージして舞台が作られたそう。
出演者の衣装もモノクロでした。
(思えば劇場の天井は青空の写真だった。あと、舞台中央に小さい正方形の絵が二列にならんで吊るされていました《眼鏡をかけても見えづらいくらい小さな絵です》。一緒に観に行ったわが相方(双姉)に、「あれって世界各国の国旗かなあ?」と言ったら、「風景の絵じゃない?」と言ってた。確かに風景かも。普段は相方の言うことをあまり信用しないわたしは、この日に限り納得いきました。)

シンプルな舞台だったからこそ、超人的な技が際立ち、感動度も増しました。超人的さだけでなく、舞台全体を通して”静”と“動”のメリハリがすごかった。アッとするようなすご技をやってのけた後、全員が床に伏し、黄金色に染まった舞台照明のなかで、まるで羊かヤギの群れ(あ、ムクドリ)のようにゆっくりとまた違う動きが始まる。何なんだろう?何が始まるのだろう?と思ううちにぐるぐる回ったり4人タワーができたり。
これはわたしが印象に残っている一例ですが、この情景をはじめとして静と動が切り替わるたびに、ハラハラドキドキしてしまいました。見飽きなかった。

今までこんなに強く拍手したことないくらい、拍手しすぎました。

《おまけ》何で観に行ったか。という理由の一つ。
去年、映画館でヴィム・ヴェンダース監督の「ベルリン・天使の詩」というドイツ映画を観に行きました。もう感動というかなんというか…!
この作品はわたしの大好きな映画の一つとなりました。去年日記に書いた感想をnoteに書き直したいです。

その作品の登場人物、マリオンというフランス人の女性がサーカス団員でした。映画では天使の羽をつけて高いブランコに乗り、悲しい表情を浮かべているのが特に記憶に残っていますが、それがとても美しかったのです…💦

それで、サーカスを観に行きたいなあと思いました。



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